【オムニバスを聴く日曜】52・Propaganda(A&M:SP3178-US'79)
70's後半のNew Wave~Power Popにいち早く目を付けた米A&Mがそういうアーティストを集めたコンピレーション(ライヴとスタジオの半々)が「Propaganda」でポリス来日直前に未発表曲ライヴが入ってると話題に。その”Landlord”は当時よくステージでやってた勢いはあるけど大したことない曲。他にもスクイーズ、ジョー・ジャクソンといった後に名前を売る人たちに混じってデイヴィッド・キュービネックの名も。人民服姿の毛沢東のバンドとそれに熱狂する人民たちというイラストのジャケは人民服をモチーフにしたYMOの米レーベルが同じA&Mな事を思うと面白いです。
”Message In A Bottle”のB面だったのね。同じライヴではないけどMusikladenから。結構パンキッシュなポリスの”Landlord”。
https://www.youtube.com/watch?v=cW1TAVSiMQw
ジョー・ジャクソンは後にジャズっぽい感じのアルバムを出したりしましたがデビュー当時はこういうビート系でした。「Look Sharp」というアルバムはジャケットもスタイリッシュ。
https://www.youtube.com/watch?v=WaK3Tcul2FM
60'sにはワールド・オブ・オズというサイケバンドをやってたのでデイヴィッド・キュービネックという人も相当なヴェテランで今更ニュー・ウェイヴでもないんですが、ジョン・ケイルがprodしクリス・スペディングやオリー・ハルソールといった人たちが参加した「Some Thing Never Change」というアルバムは日本でも渋谷さんがラジオでかけてました。”Another Lone Ranger”はその1曲目でちょっとここに入れるのはどうか?という感じですがルパート・ハイン的な匂いも感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=6SPFsk-BKeE
【名曲リレー2429】paint#3
■When I Paint My Masterpiece / Bob Dylan(’71)
ザ・バンドの「Cahoots」で紹介されたのがオリジナルでしょうが、71年暮れに出たディランの「Greatest Hits Vol2」に入った6曲の新曲の一つで作者ヴァージョンが登場。71年3月のリオン・ラッセルらとの録音でジェシ・エド・デイヴィスのスライドが泥くさくスワンピー。改めて歌詞を見るとボッティチェリの名前も出てきます。