Another Days

tomorrow's another day、some say …

リアウエラ、サラ

【水曜は身内の人たち】リア・ウェラー
 
ポール・ウェラーとD・C・リーの娘リア・ウエラーはどっちかというとリー似ですね。モデルやったりバンド組んだり、父のライヴで歌ったりといろいろ試してる感じなんでしょうか?レゲエっぽい”Strangers”('20)は、なかなか気持ちいい。
 
【水曜スワンプ・サウンド(新)】Down In The Flood / Roger Tillison('71)
僕にとってスワンプ・ロックと言えばまず、このロジャー・ティリソンのアルバムです。もうすでに何度も取り上げていますが、暴力的にひびわれた様なサウンドと歌声が印象的です。大昔ワーナーのロック名盤で初めて聞いた時は全然ピンとこなかったのですけど。ジェシ・江戸・デイヴィス渾身のprod作品ですね。”Down In The Flood”は「地下室」に入った当時未発表曲でありながら有名なディラン曲です。ティリソンは60'sには奥さんのテリーとジプシー・トリップスというデュオを組んでおりました。ハーツ&フラワーズやヴィネガー・ジョーもカヴァーした”Rock & Roll Gypsies”はティリソンのオリジナル。
 
Get Ourself Together / Delaney & Bonnie
そもそもスワンプ(Swamp)とは米南部の湿地帯を指し、そのまま南部のR&Bやゴスペルに影響を受けた音を意味します。60's前半のロイ・ヘッドなどのスワンプ・ポップと呼ばれたブルー・アイド・ソウルに比べると70's初めに登場したスワンプ・ロックは、泥くさく硬派な音楽性を持っていました。インフルエンサー的な役割を果たしたのが白人夫婦デュオのデラニー&ボニーとリオン・ラッセル一派を中心としたフレンズです。途中からジョー・コッカーの方に向かう為リオン一派は離れてしまうのですが、クラプトンも加わったライヴ盤や元祖アンプラグドといった具合の「Motel Shot」は素晴らしい。と書きながら紹介するのは69年にElektraから出た実質デビュー作ともいえる「Accept No Substitute」からのナンバー。ジャケットのボニーに抱かれてるのはベッカ・ブラムレットでしょうか?
 
 
【名曲リレー1840】like#3
Like A Road Leading Home / Sarah & Friends('72)
ティーヴ・クロッパーがStaxを離れ、メンフィスでTIMスタジオを作った頃のもの。サラ・ファルチャーという女性シンガーのソロで、同スタジオのレーベルTIMからのリリース。濃厚なゴスペル色があるスワンプロックです。妙に耳に残るvo。この曲はダン・ペン&スプーナー・オールダム作品。prodがクロッパーでデイヴィッド・メイヨー(kb,g)、J・A・スペル(kb)らが参加。