Another Days

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ヤング、キャラヴァン

【日曜は20人のポール】#7 ポール・ヤング(Paul Young)
7人目は有名な方のポール・ヤング。とにかく全盛期の人気はバンド・エイドでのフィーチャーぶりでもわかりそう。R&BバンドのQティップス時代はさっぱりでしたが、マーヴィン・ゲイの古い曲を取り上げた”Whenever I Lay May Hat”の大ヒットは、折からのUKブルー・アイド・ソウルのブームもあってブレイクしました。いかにも80'sっぽいやつを行きましょう。アン・ピーブルズのHiサウンド曲を、フェアライトを使ったサンプリング(トレヴァー・ホーンが得意としたやつね)で当世風に仕上げた”I’m Gonna tear Your Playhouse Down"('84)。そう84年がこの人のピークだった気がします。
さて有名じゃない方のポール・ヤングにも少し言及。マンダラ・バンド~サッド・カフェからジェネシスマイク・ラザフォードのプロジェクト、マイク+メカニックスに加わったシンガー。ここにはポール・ヤング(元エース、スクイーズ)もいて歌ってたんでちょっと紛らわしいです。
 
 
【名曲リレー1677】land#3
■In The Land Of Grey & Pink / Caravan('71)
有名な"9 Feet Underground"という大作があるんでタイトル曲はかすんでしまいますが、リリカルなピアノに導かれる曇ったオルガンといい、うがい声といいこの曲はとてもチャーミングです。アルバムジャケットを見ながら聞くとさらにイメージ膨らみますね(正しいプログレの聞き方かも)。ちなみにトールキンの「指輪物語」に出てくる七つ国をイメージしたジャケだそうです。
 
【FC】
レココレ誌8月号は「70年代ハード&ヘヴィ・アルバム100」というランキングものでした。まあいつも書いてますが、こういうのは、いろんな意見があるので、これ入ってる、これ入ってないと笑って楽しむもので熱く怒るものではないのです。
発売前に自分で予想した、予定調和的な順位とは結構違っていてユニーク。最近はゼッペリンよりもパープルの方が支持されてるのか?ハード&ヘヴィといったらこれでしょ!(まあ投票者のハード&ヘヴィ観がそれぞれ違うんですが)といった「Presence」よりも「4」が上だったり、エアロの「Rocks」が意外と下位だったりと面白い。そしてサー・ロード・バルティモアやリーフ・ハウンド(ついでにいえばアシュカンも入れて欲しかった)あたりの真性ハードがランクされてたのも時代だなあ。というわけで入らなかったアシュカンの69年の唯一作(ああ60'sだから入らんかったのか?)からモダンハードロックの息吹きを感じさせる”Going Home”です。