Another Days

tomorrow's another day、some say …

ベリー、ジャム

【水曜西海岸@74】Home At Last / Wayne Berry

前に挙げたマイケル・ディナーが未だCD化されていないのにウェイン・ベリーの「Home At Last」(RCA)は早くから日本でCD化されています。この人はLA出身でティンバーというカントリー・ロック・バンドにいた人で、74年に出た初ソロ「Home At Last」は、弾き語りではない、ポップロック的な新しいスタイルのsswと一部で話題になりました(実際LA、マッスル・ショールズ、ナッシュヴィルで録音され、それぞれバック陣も音も違い、裏方をクレジットで気にする人たちには大いに注目されました)。新世代のジャクソン・ブラウンという評価もありましたし、プライヴェートな歌をシンプルに歌っていたsswのスタイルが商業的に取り込まれ始めたと指摘する人たちもいました。ともあれ魅力的なメロディーを書く人の登場だったことは確か。”All I Need”はLA録音で、ジェフ・バクスタージェシエド・デイヴィスがgで参加というおまけつき。

https://www.youtube.com/watch?v=DEf0KAk1_YY

 

ポコもまたコロラドに早くから移った人たち。リッチー・フューレイがSHFバンド結成の為に抜け、4人組となったこの時期より力強いロック色を強めています。「7」ではこの地を歌った”Rocky Mountain Breakdown”のようなブルーグラス風味のものもありますが、”Drivin’Wheel”のようにポール・コットン主導のパワフルなロック・ナンバーの中にキャッチーなメロディを盛り込んでいます。演奏力に関しては一番充実していた時期で、セールス的にはイマイチでしたが精力的にライヴをこなしていました。

https://www.youtube.com/watch?v=L0sCqSl6fpI&feature=emb_logo

 

 

 

 

 
【名曲リレー1520】midnight#3
Down In Tube Station At Midnight / The Jam('77)
 
深夜地下鉄の駅で暴漢に襲われるという歌詞だった記憶の”Down In Tube Station At Midnight”は、ブルース・フォクストンの走るbassが印象的なナンバー。しかしスカスカな音ですがその隙間の間に何かを感じるのです。3枚目の「All Mod Cons」から。