Another Days

tomorrow's another day、some say …

ボブカー、MMEB

【名曲リレー1221】miracle#3
■Miracle Man / Bob Carpenter('75)
「Silent Passage」(Reprise)というLPを出したボブ・カーペンターというカナダのsswがおりまして、そのLPはリトル・フィートのメンバーやアン・マレー、エミルー・ハリスが参加して一部の好きものの間で人気盤だったようです。僕は90'sにどこかのユニオンで安く見つけた記憶。この”Miracle Man”はローウェル、ビル・ペインのフィート組にセクションのリー・スクラーとラス・カンケルが加わったもの。コーラスはアン・マレー(この人はカナディアン)。prodにはエミルーと親交があるブライアン・エイハーンがかかわってるんでカナダの真摯なsswの世界ではなくカントリー風味のポップ・ロックの世界でもあります。ジャケットのリトグラフはデイヴィッド・ベドフォードの「The Rhime Of Ancient Mariner」と同じでギュスターヴ・ドレの同名画集(ということはコールリッジの「老水夫行」か)から取られています。
 
【火曜は君の名は?】Davy's On The Road Again / Manfred Mann's Earth Band('78)
 
ザ・バンドやS&Gのprodというだけでなくssw的な側面からも日本では根強い人気があるジョン・サイモン(本国ではホントに知る人ぞ知る存在)作品を取り上げたMMEBの「Watch」から。スプリングスティーンの"Blinded By The Light"のように大ヒットとまではいきませんでしたが、クリス・トンプソン(後にナイト)の濃い歌声をフィーチャーしたヴェテランらしい(プログレ+ハードロック)ムードの堅実な演奏に惹かれます。途中のシンセソロなんていかにもマンフレッド・マン的です。