Another Days

tomorrow's another day、some say …

イーグルス、ハーパー

【木曜西海岸@74】イーグルス

74年の新興勢力の筆頭にはイーグルスがおりました。すでに2枚のLPを出してましたが、グリン・ジョンズからビル・シムジクにprodを交代させ完成した「On The Border」は5人目のメンバーとして加わったドン・フェルダー(g)曲も入ったソリッドなロックンロールあり、従来路線のカントリーロックありという過度期な1枚。とはいっても粒ぞろいの曲ばかりで、ドン・ヘンリーのvoとしての成長著しい1枚でもあります。グレンとヘンリーがvoを分け合う形の”Ol'55”は、トム・ウエイツ曲でこの時期無数のカヴァーがあります(イアン・マシューズやエリック・アンダースンまで)が、このゆったりとしたアレンジが素晴らしい。steel-gを弾くアル・パーキンスはヘンリーのシャイロウ時代の友人でマナサスを経てSHFバンドにこの年加わっています。

 

【名曲リレー1444】roll#3 
■One Man Rock And Roll Band / Roy Harper('71)
英国のフォーク系ssw、ロイ・ハーパーはどうしてもゼッペリンがらみの話題で語られることが多いです(サードで”ハーパーに脱帽”という曲を入れ、ゼッペリンが尊敬するフォークシンガーとはどんなだ?という流れで~でもその分広く聞かれたとは言い難いですが)。この「セカンド」(Stormrock)にも変名でペイジが参加した曲があります。この”One Man Rock And Roll Band"は力強いストロークが印象的でフォークではありますが、ブルージーです。スティルスがよくやるタイプに通じます。