Another Days

tomorrow's another day、some say …

ヘンリー、コンプトン&バテュー。ふたりのベロニカ

【名曲リレー1098】searching#2

■Searching For A Heart / Don Henley('04)

ウォーレン・ジヴォンの死後リリースされた仲間たちによるジヴォン・トリビュート「Enjoy Every Sandwich」('04)からのナンバー。オリジナルはあまり聞くことなかった「The Enzoy」から。もう反則だと思います、ドン・ヘンリーの声は。少なくともここ20年くらいのイーグルスにいい感情を持ってない僕も、思わずぐらっと来るような艶がこの歌声にはありますね。

https://www.youtube.com/watch?v=3cXMkht4cvU

 

【火曜A&B】コンプトン&バトゥ
 
その昔はコンプトン&バテューという表記でしたが。アパルーサにいたジョン・パーカー・コンプトン(g,vo)とロビン・バテュー(violin,vo)のデュオで、80年に出たイッツ・ア・ビューティフル・ロック・デー・シリーズの日本盤LPが長年の愛聴盤です。寒い東部発で暖かなカリフォルニアへのあこがれが詰まったジェントルなフォークロックです。デビュー当時のポコのメンバーが参加してます。
 

【映画懐かし地獄】ふたりのベロニカ(’91仏、ポーランド)

トリコロールの三人娘の一作品。同年同日に生まれた2人のベロニカという名の女性の幻想的なラブ・ストーリーです。ポーランドとフランスで、お互いに名前・顔・音楽の才能までもが同じベロニカという女性がいて、ある日ポーランドのベロニカが舞台の上で倒れ死んでしまう。一方、フランスのベロニカは情熱的な恋人と出会い、やがて偶然からもう一人のベロニカの存在に気付くという話。イネーレ・ジャコブは「赤」の人だけど「青」のイメージあるのはなぜ?瓶を持った腰の曲がった老婆も登場。オペラ風の音楽も格調高いけどそれほど芸術性は高くない(つまりわかりやすい)。本のしおりの紐、葉巻の空き箱、カセット・テープのくだりは上質なミステリ風。鏡を反射させる子供も面白いです。