キャロル・キングの娘で、リトル・
エヴァがベビーシッターを務めてた、なんて話は
湯川れい子先生がラジオで話してた記憶あります。70’s後半にAsylumからデビューした際は、
パワーポップというかパンキッシュなムードもあり、なんかもうちょっとメ
ロディアスならいいのになあ…と思ったものでした。その後すっかり名前を聞かないなあと思ってたら、01年にディジタル感あふれた”Sometimes A Circle”を出してました。これはこれで新鮮ではありました。時にハッとするほどキャロキンに似た表情をします。
【名曲リレー1434】than#3
ジューダス・プリーストって「Sin After Sin」あたりまではそれほどハードロック熱がない僕にもまあ聞けましたが、次の「Stained Class」(ずっとステンド・グラスだとおもってたことは内緒です)あたりからヘヴィすぎてなかなか聞きとおすのが難しくなってきました。
スプーキー・トゥースのカヴァーになるこの曲をジューダスはもっとヘヴィに聞かせます。
【先週の読書】
独立して書いたんで割愛。翻訳者読んでる感覚で楽しかったミステリ。
・
太陽の塔 / 森見登美彦(新潮社)
来年になったら順番に読み始めようと思ってたモリミー、待てずに読み始めちゃいました。デビュー作「
太陽の塔」。なんでこれがファンタ
ジー・ノベル大賞受賞なのかよくわかりませんが、楽しかった。クリスマス・
ファシズムとか言ってクリスマス粉砕!とか言ってる人たちのルーツはここにあったのではないか!と目からウロコでした。ゴキブリキューブとええじゃないか最高です。法界悋気という言葉を初めて知りました(汗)
・平成怪奇小説傑作集3 / 東雅夫編(創元推理文庫)
ちょっと間隔開いてしまいましたが、平成時代を3つに分けた和製怪談話アンソロ
ジーの最終巻。もやもやした気味悪さの”成人”(
京極夏彦)、ちょっとほろっとする異常な設定のゾンビもの”グレー・グレー”(
高原英理)、かるか屋シリーズ屈指の怖い話”雨の鈴”(
小野不由美)のほか、”風天孔参り”(
恒川光太郎)、”みどりの吐息”(宇佐美まこと)、”海にまつわるもの”(
黒史郎)がよかった。全3巻に入った48編からベスト15編を考える楽しみ、知らなかった作家がほとんどなんでそこから個々の作品を紐解く楽しみがアンソロ
ジーものにはあります。