Another Days

tomorrow's another day、some say …

ワンダー、スプ

【名曲リレー1242】don't#2
■Don't Think Twice / Wonder Who?('65)
フランキー・ヴァリフォー・シーズンズの変名、ワンダー・フー?(誰って思う?)っててっきりこのディランのカヴァーだけかと思ってたら何枚かシングル出てたんですね。この辺の経緯はよくわからないのですが、変名で出して全然バレてなかったのか?バレバレだったのか?どうなんでしょう。しかしこのカヴァーは気持ちいい。
 
【火曜日は君の名は?】Rosalita / Bruce Springsteen&E Street Band
その昔、動くスプリングスティーンと言えばこのclipしかなかったのです。観客の熱狂ぶりや芝居がかった進行など初めて見たときはホントにすごいと感じました。
 
 
【先週の読書2020】4月第4週

粗忽拳銃 / 竹内真集英社文庫)00年だったので20年前か。小説すばる新人賞を取った竹内真のデビュー作です。若手の落語家が道で拾ったモデルガンが本物だった~という話で、ライターの卵、売れない役者、自主映画監督の仲間を巻き込んだ青春ものでもありました。タイトルは古典落語の「粗忽長屋」から取られてます。竹内真、結構期待したのですがその後あまり続かなかったのでした。

平成怪奇小説傑作集2 / 東雅夫編(創元推理文庫)次の10年の第2集です。怖い作品があまりないので評価が分かれますが、全然知らない作家さんも多く楽しめました。以前北村=宮部のアンソロジーにも収録されてた飯田茂実の「一文物語集」のシュールな味わいは最高です。”水牛郡”(津原奏水)、”匂いの収集”(小川洋子)の奇妙な味わいもいいですが、”トカビの夜”(朱川湊人)のノスタルジックなムード、尾道を舞台にした勝山海百合の”帰去来の井戸”のジェントル・ゴーストな話もじわじわ来ます。怪談というよりは怪異という感じながら交流も描いた山白朝子の”鳥とファフロッキーズ現象について”も哀しい後味が印象的。しかし恩田陸なぜ”虹と蛇”をチョイスしたのか謎(ほかにもいっぱいあるのに何でまたよりによって…)。

リピート / 乾くるみ講談社文庫)騙されないぞ!と気負って読む本は結構疲れたりします。「イニシエーション・ラブ」は事前情報があったんで結構神経を使った記憶。これはそうでもなく、一気に引き込まれました。「リプレイ」+「そして誰もいなくなった」というのは帯の文句ですが、作者も本文中に書いてますね。