【月曜の女たち】ゲイ・ウッズ
スティーライ・スパンのデビュー作に加わった元スウィーニーズ・メンのメンバーで旦那のテリー・ウッズと共にファーストリリース後、スティーライを脱退しウッズ・バンド(コロシアムのトニー・リーヴスのprodで1枚リリース)を結成。その後夫妻でリリースした「Backwoods」('75,Polydor)は、渋いフォークロックの傑作として知られています。dsはマイク・ジャイルズ、bはデイヴ・ウィンター,gはジェフ・ホワイトホーン(イフ)で、75年という時代の音もあって聞きやすい。決して孤高の世界ではありません。
https://www.youtube.com/watch?v=b2pRpuEZoCg
【紫一家の50曲】22・Gethemane / Ian Gillan('70)
この「ジーザス・クライスト・スーパー・スター」に関してはお詳しい方いっぱいおりますんで僕が語る事はないのですが、なんでもイアン・ギランが歌ったこのオリジナル・ロンドン・キャストの動画は長く失われていたものだったそうです。ティム・ライスとアンドリュー・ロイド・ウエバーによるロック・ミュージカル「JCS」は最初にこの音楽版があって、舞台版のブロードウェイ・ヴァージョンをはじめとする各国ヴァージョン、ノーマン・ジュイソン監督による映画版へと続きます。70年初頭にギランにオファーがあったとの事ですが、ロイヤル・フィルとの共演後、かなりハードなステージをこなしていたこの時期(「In Rock」前)よくまあそんな余裕があったなあ、と今でも思います。
【名曲リレー763】dance#3
■Butterfly Dance / Kevin Ayers('70)
ちょうどホール・ワールドの「Shooting At The Moon」時期のシングル。レイディバーズの女性コーラスが華やかな印象を受けるなかなかかっこいい曲。僕は「Odd Ditties」で初めて聞きました。このB面は“May I”の仏語ヴァージョンでした。
https://www.youtube.com/watch?v=fIECs5zHHl0&t=10s
【A To Z】It's A Beautiful Day(イッツ・ア・ビューティフル・デイ)
ファーストのこのジャケットがあまりに有名なシスコバンドです。一言でいうと夢幻。デイヴィッド・ラフレイムの弾くel-violinがそっちの世界に連れて行ってくれます。ドラッグ・ミュージックなんでしょうが、白日夢のような”White Bird”よりもこっちの曲ののほうが好み。このファーストには、パープルの”Child In Time”の元ネタとなった曲も入ってます。69年リリースの「It's A Beautiful Day」から。