Another Days

tomorrow's another day、some say …

フォックス、ロード、メラニー、ジョンストン

【名曲リレー764】butterfly#2

■Butterfly / Fox

ヘリウムガス声のヌーシャ・フォックスのフォックスではなく、69年にFontanaからデビューしたフォックスです。「For Fox Sake」という唯一のアルバムはCD化もされてます。まあ一般的には無名に近いサイケですが、このアコースティックな"Butterfly"はシングルB面曲でBam Curusoのコンピで知った曲。哀愁のアコギは実は結構テクニカルだったりします。
https://www.youtube.com/watch?v=2GmtjIAO9d8&fbclid

 

【紫一家の50曲】23・Organ / Jon Lord with London Symphony Orchestra('71)

ビートルズAppleに始まり、70's初期にはビッグネームが自分たちのレコードレーベルを持つことがステイタスとなった時期がありました。パープルがEMI傘下にPurpleレーベルを始めた際、日米はWarner Brosの関係でワーナーからでしたが、本体以外のブツは、EMIですから東芝からリリース。その第1回リリースの4枚の最初がこのジョン・ロードの初ソロ「Gemini Suite」('71)なのでした。元々はBBCがロードに依頼したところから話は始まってる(69年のロイヤル・フィルみたいなやつまた頼むわ)のですが、最初はパープルとしての依頼だったようで、これはリッチーが拒否したんでレコーディングは無理。けど70年9月17日ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで、オーケストラとの共演ライヴが行われ、この時の様子はのちにCD化もされてます。でこのスコアをロードがソロで再現したのがこの初ソロ。

僕には正直さっぱりピンときませんでした。ジャケットのイラストは不気味です。ただしB面最後のオルガン・パートは結構好き。18分ごろからです。

https://www.youtube.com/watch?v=VYX0VGr0q_4

 

Gemini Suite (Dig)

Gemini Suite (Dig)

 

 

【火曜はカヴァー曲のカ】Lay Down Sally

知らなかったのですがメラニーには79年にオクラ入りしたアルバム「Crazy Lady」というのがありまして、ファンの間では「Crazy Lady The Lost Album」として知られているそうです。ここに入ったクラプトンの「Slowhand」からのカヴァーです。そういえばクラプトン「平成最後の来日」ですって、アホくさ。ウドーもよおやりますなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=Rxdi7zeE7Hs

【A To Z】Johnston、Tom(トム・ジョンストン)

言わずと知れたドゥービー・ブラザーズの中心メンバーでファーストから5枚目の「Stampede」まで、強力な存在感(10あれば6がTJ、3がパット・シモンズで1が他のメンバーという具合)を発揮。ですから75年体調を崩したとなるとバンドの存続にかかわるので、調子悪いことはひた隠しされ、76年の初来日は同行しなかったものの、その後出た「Takin' It To The Street」ではマクドという新戦力を加え違う風を吹かせつつ、健在ぶりを1曲でアピール(おそらくはバンドと一緒にレコーディングしてないでしょう)。次の「運命の掟」ではほとんど影が薄い状態でついに脱退がアナウンスされたのは、マクドの力が思ってた以上のものだったからでしょう。
79年の初ソロでは、まだ完全復帰には程遠い感じながら、草いきれと体臭を感じさせる男くささが一部にみなぎってました。やはり完全復帰は再結成されたドゥービーの1枚目だったのかも。とはいっても、初ソロに入った、ニコレット・ラーソンがハモるこの曲は大好きです。「Everthing You've Heard Is True」とはまた意味深なタイトルでしたが。

https://www.youtube.com/watch?v=qmTeE5iM-1I