【実況録音盤を聞く木曜】18・Foghat Live(Bearsville'77)
元々はサヴォイ・ブラウン出身の英ブルーズ・ロックだった連中が海を渡って米Bearsvilleと契約し、ブルージーなブギロックを自分たちのものにして米チャートでたびたび顔を出す常連となりました。英ブルーズ・ロックを出自をしながら音楽性を変え全米的成功に導いたのはフリートウッド・マックを筆頭にクライマックス・ブルーズ・バンドそしてフォガットが有名。77年に出た「Foghat Live」はほぼベストの選曲。当時は広い意味でハードロックとして紹介されてましたので、あまりピンとこなかったのですが、後年”Slow Ride”、”Home In My Hand”といった曲のいぶし銀ともいえるスルメ的な味わいを堪能しました。
【名曲リレー2909】then#3
■Had I Known You Better Then / Hall & Oates(73‘)
「Abandoned Luncheonette」('73)というAtlantic時代のホール&オーツのLPは以外にもファンが多いのですが、後の大ヒット連発時代よりも隙があってよい。この“Had I Known You Better Then”もフィリー・ソウルにあこがれてやってますという部分と73年の白人フォーク・ロックの部分が絶妙なバランスで心地いいです。