【水曜csny】The Love Gangster / Stephen Stills・Manasass('72)
2枚のソロを出したのちスティルスはクリス・ヒルマンらとマナサスを結成。といってもヒルマンはカントリー~ブルーグラス・コーナーをライヴではもらっていましたが、あくまでも主役はスティルスであり、ブルーズをベースにしたブギウギっぽいガッツあふれるロック・ナンバーが印象的でした。ただヒルマン、アル・パーキンス主導のブルーグラスっぽい路線、ジョー・ララ主導にラテン路線もあってやや混沌としてましたし、シングルヒットが欲しかったスティルスが曲を3分台にまとめてしまうことが多かったセカンドの「Down The Road」では、盛り上がる前にフェード・アウトしてしまう感じで物足りなさもありました。ダラス・テイラーらのドラッグの問題もあって、2枚で解散はいかにも惜しかった。マナサス駅の構内で取ったメンバーショットがカッコいいファーストから”Love Gangster”です。
https://www.youtube.com/watch?v=DpHomz-EoFE
【名曲リレー2768】me#2
■Get Me To The World On Time / Electric Prunes(’67)
エレクトリック・プルーンズというと“今夜は眠れない”のファズとテープ逆回転のサイケマナーが印象的ですが、もう1曲選ぶならこの“チャンスを逃すな”です。前曲に比べてサイケ色はそれほど濃くないんですが、畳みかけるようなバンドの勢いを感じます。