10年に出た鈴木祥子が女性アーティスト(主に90's)に提供した作品のコンピレーション「Syoko Suzuki Sing Book I”1989-2009”」はどれもいい曲ぞろいですが、ほとんどがつべにない。一番有名な小泉今日子の”優しい雨”とQlairの”パジャマでドライブ”くらい。
早勢美里の”すみれ色にひとり”(NHKの新銀河「ようこそ!青春金物店」の主題歌)、相田翔子の”黙示録”、和久井映見の”だきしめてあげる”など、動画を貼って個々に触れたい(大して書けないけど)ものが多いです。祥子さん本人のこってりとした解説も面白い。これは2枚組でもう1枚はここからの8曲に1曲加えた9曲の作者によるデモです。
言い方は悪いけど、90’sはまだCDが売れていたので、こういうマイナーな人たちもシングルやCDを出すことができたのです。短冊形のCDSもなつかしい。そうしたブツによって、また雑誌や深夜TVへの出演などでそういった人たちを記憶にとどめたりすることもできました。今ではいつまでも見れるが膨大なメニューの動画サイトしかない。情報発信の形は変わっていますがどっちが幸せなのか考えます。
数少ないものを。石井聖子の”恋だっていいのに”。https://www.youtube.com/watch?v=p5mFAazMqAE
早勢美里の”すみれ色にひとり”。https://www.youtube.com/watch?v=To0yqHo0la0
Don'tBlow Your Cool~More 60's Girls From UK Decca(Ace:
【名曲リレー2723】wrong#3
■ I May Be Right I May Be wrong /Stone The Crows(71‘)
ストーン・ザ・クロウズの傑作「Teenage Licks」に入った“ I May Be Right I May Be Wrong”です。根底にブルーズがありますが、この曲はザ・バンドを思わせる哀愁のロックンロールで、レス・ハーヴィーの目立たないがしっかりと曲を支えるgが印象的です。このあと感電事故でハーヴェイは命を落とし、後任としてサンダークラップ・ニューマンからジミー・マカロックが参加。