Another Days

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グリトリ、クイーン

【オムニバスを聞く日曜】84・ピーター・グリーン・ソングブック(キング:KICP575~6-J'97)

元々Rattlesnake Guitar~The Music Of Peter Green(米Viceroy Music'95)というのが原盤らしいピーター・グリーン・トリビュート2枚組。新しい人はほとんど知らないけど、95年の時点でも元気だったの?という感じのロートルたちが大挙参加しています。それから30年経ってるんで存命の人はさらに少ない?

ポール・ジョーンズ(マンフレッド・マン→ブルーズ・バンド,harp)、マックス・ミドルトン(kb)、ボブ・テンチ(g)の”Albatross”。そういえば今年早くにお亡くなりになったテンチもガスでグリーンと共演してたなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=xO9xLGpLBfI

ユーライア・ヒープのケン・ヘンズレーがpiano弾きながら歌う”Hellbound On My Trail”も渋い。

https://www.youtube.com/watch?v=YyDa5wfSXLc

スプーキー・トゥース~モット・ザ・フープルのルーサー・グロヴナー(g)がジェス・ローデン(vo)と組んだ”Merry Go Round”。dsはスプーキーからオンリー・ワンズまで幅広かったマイク・ケリー。

https://www.youtube.com/watch?v=k_7XHcrA8xA

 

【オムニバスを聞く日曜】85・きみになりたい(レディメイド・インターナショナル:RMCA1013-J'04)

ピチカート・ファイヴ小西康陽が90'sに若い女性歌手に書いた曲を集めたもので短冊型のCDシングルを思い出す曲の数々。まだなんだかんだ言ってCDがフツーに売れていた時代、深夜ドラマやバラエティで若い女優やタレントが企画もののCDを出す予算がおりた幸福な時代です。同時代的にピチカートが存在してそれっぽい楽曲を小西が提供して、いかにもらしいねえって言って喜んでいられた時代。ジャケットはくらもちふさこの「天然コケッコー」から。観月ありさ細川ふみえ中谷美紀松本伊代戸川京子深田恭子市川実和子etcと結構メジャーラインナップです。

 

89年の「プライベート・ファイル」に入った伊代ちゃんの”有給休暇”は野宮ピチカートのデビューステージ歌ったような記憶もありますがあれは戸川京子の”結婚のすべて”か?この時代の音源は動画にないことが多いのですよ。...第1期ピチカートのA&Mサウンドにも通じるものです。

https://www.youtube.com/watch?v=F6jTditWWR4

井上睦都実は90'sに3枚アルバムを出してた女性シンガーで後に作詞家になった人。ストレートな歌い方がなんか懐かしい。”抱きしめたい”は93年のシングル。

https://www.youtube.com/watch?v=ESj2FtCvkHA

中谷美紀の「食物連鎖」('96)に入った”逢いびきの森で”はちょっとジャジーなムード。

https://www.youtube.com/watch?v=T_TAoiP5MaY

Cosa Nostraの前身Cosaで歌ってた吉岡忍はその後Ice Boxを組んだりソロになったりした実力派。99年の「Pinups」に入った”あんなに愛しあっていたふたりなのに”は、もうピチカートの香り満載な曲。八木やすお(元カーティス・クリーク・バンド)のハーモニカもいいねえ。

https://www.youtube.com/watch?v=acLDi4gPiiU

ふーみんの「SUKI SUKI スキャット」('92)に入った”チェリー・ヴァニラ”はロリ声のナンバー。

https://www.youtube.com/watch?v=nmEXxM4qo_o

観月ありさの”パリの恋人”はもうピチカート・スタイル。

https://www.youtube.com/watch?v=_x0gTT9I0S0

 

You Showed Me~The Songs Of Gene Clark(Ace:CDTOP1611-UK'22)

 

Don'tBlow Your Cool~More 60's Girls From UK Decca(Ace:

 

There Is Some Fun Going Forward +
BBCのDJを務めたジョン・ピールが作ったユニークなアンダーグラウンドなレーベルがダンデライオン(Dandelion)です。ケヴィン・コインがいたサイレン、ユニークすぎる二人組メディスン・ヘッド、スモーキーな歌声のブリジット・セント・ジョン、へヴィなサイケのスタックワディ、ホールワールドのロル・コクシルなどを集めたサンプラーが「There Is Some Fun Going」('72)で、持ってたSee For MilesからのCDはボーナス付きなんでPlusという文字が最後についてます。全体にモノトーンですけど悪くない。まあ五目味というか珠もあれば石もある感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Fallen Angels ('99)
英CamdenがBMG(RCA、Arista、Buddahなど)の音源を使って編んだルーツロック~カントリー・ロックのコンピCDです。ジェイホークス、カウボーイ・ジャンキーズからPPL、マイク・ネスミス、ヤングブラッズ、スプーンフル、果てはディッキー・ベッツ、アウトロウズまで、時空と地域を超えた名セレクトです。当時レアだったリオ・グランデも今ではCD化されております。個人的にはトビー・ボウやパッチワークあたりも加えて欲しかったなあ。今月12日に誕生日だったジーン・ヴィンセントの歌う”Oh Lonesome Me”なんて珍品もあります。
 
Come And Get It ('10)
Appleレーベルが初めてCD化された時の大騒ぎは今でもしっかり覚えてます(その前の「祭り」はトッド・ラングレンの復刻でした)。店頭に積まれたバッドフィンガーのファーストと派手な店頭ポップは、まだCDが売れていた頃の喧噪の風景としてしっかり記憶に残ってます。さて10年に出たこのコンピでは、シングルだけだったロニー・スペクター、クリス・ホッジ、トラッシュ等もフォローした内容がうれしいです。他にもロン&デレクやブラック・ダイク・ミルズ・バンドも収録。
 
これは何としても拡大ヴァージョンが聞きたい! 英ロックの殿堂、レインボー・シアターの75年のクロージング・コンサートのライヴ盤で、仕切ってたChrysalis、Island、Virginの3レーベルのアーティストを収録。Chrysalisが売り出してたササフラスが2曲というのはどうもなあ。プロコル・ハルム、フランキー・ミラー、リチャード&リンダ・トンプソン、ハットフィールド&ザ・ノース、ケヴィン・コイン、ジョン・マーティンとかなり渋いラインナップ。リリースはChrysalisからで昔持ってたのは東EMI芝からの再発LP。邦題は「レインボウ最後の日」。
 
ゲンズブール・トリビュート’95
川勝正幸さん、サエキけんぞうさん、永瀧達治さんが監修した日本人によるセルジュ・ゲンズブール・トリビュート。細川ふみえフランス・ギャルに始まってカヒミ・カリイ、南果歩epo夏木マリらが参加。今聞くと相当懐かしい、渋谷系というかセゾン文化時代の香りがします。一番好きなのはあがた森魚が監督した「オートバイ少女」でデビューした石堂夏央の”ノワイエ”。
 

【名曲リレー2660】more#2

■More Of That Jazz / Queen(’78)

クイーンの傑作「Jazz」の最後に入ったタイトル曲。各曲のフレーズが挿入された総集編的な意味合いもあるロジャー・テイラー曲でvoも彼。ここでのjazzはくだらない戯言の意味で、自虐的な皮肉めいた歌詞とヘヴィなアレンジにハッとさせられます。

https://www.youtube.com/watch?v=-vcOwUT4v5U