【オムニバスを聞く日曜】79・Come And Get It~A Tribute To Badfinger(Copper:CRP2181-US'96)
パワーポップのブームに乗って、Apple関係のマニア以外の所で再評価されたバドフィンガーの96年に出たトリビュート盤です。アル・クーパー、イートン兄弟、エイドリアン・ブリュー、ドゥワイト・トゥイリーらその時代に活動した同期のような人たちからエイミー・マン、プリムソウルズら80's組、そしてもっと新しいバンドまで幅広い。ただ好きな曲だからストレートにカヴァーというものが少なくなくて密度が薄い感じあります。日本盤はパイオニアLDCからリリース。
ドゥワイト・トゥイリーは"I Can't Take It"をカヴァー。オリジナル以上の重さがあります。DTB解散後80'sにソロで成功したトゥイリーの久々の音源だった気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=vdCxQaODHGo
まあこの曲はだれがやってもかっこいいのでしょうが”No Matter What”をナックのヴァージョンで。
https://www.youtube.com/watch?v=QUocHabSrN4
【名曲リレー2625】shuffle#3
■New York Shuffle / Graham Parker &The Rumour(’77)
ニック・ロウがprodしたグラハム・パーカー&ザ・ルーモアの「Stick To Me」('77)に入った軽快なナンバー。僕の中でGPという人は、タイミングを逃したというか、なぜかずっとスルーされてた印象があります。高校時代友人が騒いでた頃あまりピンとこなかったので、そのままこの周辺を聞くようになってもなぜか忘れていたのです。今あまりのカッコよさにそれを恥じるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=u1fUJqsf-w4
ただいまのBGMはジェス・ローデンの「Jess Roden」('74)なり。ブロンコからバッツ・バンドに加わった時期でファーストソロはそのあとだと思いますが定かではない。ニュー・オーリンズ録音とロンドン録音が混在するものでソウルフルな歌声が楽しめます。大好きな”What The Hell”はロンドン録音でラビットが弾くエレピが心地いいです。