Another Days

tomorrow's another day、some say …

りりィ、リジー、スミ

【水曜は和もの70's】15・りりィ

りりィのセカンド「ダルシマ」からのソフトロック曲”今日は空が雨で出来てる”('73)で、途中からのarrがポール・マッカートニーの“Uncle Albert”にそっくりです(こういうの怒る人もいるけど僕はいやむしろOK)。前年には大島渚監督の「夏の妹」(主演は栗田ひろみ)にも出演してたように女優としても活動。“私は泣いています”がヒットするのは翌年の事です。日米のハーフとして博多に生まれ新宿でフーテンしてるうちにプロの歌い手になったといういかにも70's初めごろのエピソード(自分で言ってる)が好き。

https://www.youtube.com/watch?v=wDg14nYySo8

【水曜は和もの70's】16・乱魔堂

ブラインド・レモン・ジェファーソンの洪栄龍(g)を中心としたブルーズ・ロックが乱魔堂。事務所がはっぴいえんど関連の「風都市」ということもあってそういう感覚もあり、キャッチーなポップ・ロックも得意としてました。ポリドールから出た「乱魔堂」1枚で解散。後にセンチメンタル・シティ・ロマンスの告井延隆(g)もゲスト参加。ビートルズっぽい“ちぇ!”です。

https://www.youtube.com/watch?v=R6CzoVpwIT8

 

ラム

ラムという日本のグループも多いのですが、「ラム・フライ」('75)をポリドールに残して消えたこのラムは、演者のクレジットがない謎のグループ(個人名ではないでしょう?)アレンジに惣領泰則がクレジット。ソフトロック的なハーモニーが美しい”ノートブックの想い出”は、24分40秒から。

https://www.youtube.com/watch?v=mD-zIS2okTg

 

あんぜんバンド

ウラワロックセンターというのは「70's~80'sの埼玉県の地元ロックシーンを支えた企画プロデュース集団」(ウィキより)とのこと。てっきりライヴハウスかと思ってた。ここの中心バンドがあんぜんバンドで、徳間バーボンから2枚のLPを出していました。”13階の女”は、デビュー作「アルバムA」に入ったナンバーでメロディアスなやつですが歌詞が今では放送できない内容でしょうね。カヴァーしたすかんちもライヴDVDからカットされたと言います。くり万太郎が高橋良一と名乗っていたころの「オールナイトニッポン」でかかってカセットに入れてた事を思い出しました。ところでリーダーの長沢ヒロっておニャン子の”おっとCHIKAN!”を書いた人と同じだったとはまさかでした。

ただこの曲は突出してメロディアスで、バンドの本質はもっとハードですが、ドゥービーっぽい感じもあります。

https://www.youtube.com/watch?v=lS3ZBBhBgic

 

【名曲リレー2606】anything#2

■Do Anything You Want To Do / Thin Lizzy(’78)

ゲイリー・ムーアを加えたシン・リジーの「Black Rose A Rcok Legend」の1曲目。ドンドコドンで始まるこの曲は”Waiting For An Alibi“に続くシングルとして来日記念で”ヤツらはデンジャラス“のタイトルでリリース。ジャケットにはgを抱えたメンバー4人の姿ですがこれはPVからなんですね。改めてブライアン・ダウニー(ds)のカッコよさにしびれた1曲。エンディング近くにぼそっとロックンロールの王者エルヴィスの死を告げる、あの時代らしい演出でした。

https://www.youtube.com/watch?v=kNmxbbjbKkA

 

ただいまのBGMはやまがたすみこの「ゴールデン・スター・デラックス SUMIKO FILE」('77)なり。いかにも日本コロムビアらしいシリーズのベスト盤らしいタイトル。ちょうど「Summer Shade」で新たな路線を歩み始めた頃。このベスト盤はフォーク時代の代表曲に小坂恭子やかぐや姫ユーミンのカヴァーを加えたいかにも企画ものではありますが、”ホリディ”が入ってるのがいい。ニール・ヤングの”Out On A Weekend”のarrをいただいたナンバーで、はっきり歌うフォーク時代の唱法には相変わらずピンときませんがカントリーロックな演奏が懐かしい。

 

【追悼スティーヴ・ハーレイ】#2・ジュディーは恋人

コックニーはノンLPシングルがいろいろあってアルバムだけ売ってゆくのは片手落ちになります。本国では不発でしたファーストの後74年に入って”Judy Teen”が英5位となりやっと注目されました。violinのピチカートが印象的な演奏です。prod としてアラン・パーソンズの名もクレジット。

https://www.youtube.com/watch?v=fQ5Ra-sln-s