Another Days

tomorrow's another day、some say …

スティーヴィー、ロッド

【水曜ソロアルバム】スティーヴィー・ニックス
 
「Tusk」の後メンバーがソロ活動に入ったフリートウッド・マックスティーヴィー・ニックスはジミー・アオイヴァインのコネクションで「Bella Donna」を完成させますが、マック時代のスティーヴィーが歌う曲よりもロックテイストが強くなっています。その後ソロ活動は順調に進み活動再開後のマックでスティーヴィーが持ち寄る曲は、ソロ活動でのロック・ヴォーカル的な曲が多くなってゆくのです。「Bella Donna」ではカントリー・ロック的な曲もありますが、ここではやはりトム・ペティとのコラボとなった”Stop Draggin' My Heart Around”を。
 
【水曜ソロアルバム】ロッド・スチュワート
 
この人の場合、フェイシズもソロもほとんど変わりない(大西洋を渡るまでの話)。ソロでもフェイシズの面々が参加してることが多いんで。こうなるといい曲をソロに取っておく下心が働きそうですが、先輩アート・ウッド(ロン・ウッドの兄でアートウッズのvo)に印税行くように名前をクレジットするとか、ナイス・ガイなんで少なくとも当時はそういうのはなかったでしょう。
 
【名曲リレー1450】hangin' on#3 
■You Keep Me Hangin' On / Rod Stewart('77)
 
元々はスプリースのMotown曲を過剰なarrでやったヴァニラ・ファッジのアートロック然としたカヴぁーがあって、ここのdsのカーマイン・アピス(元カクタス、BBA)が新たにロッドのバンドに加わったことでこの企画が実現。乱暴な書き方をするとこれはもう見事な歌謡ロックに仕上がっています。この時のバンドはベックの「Blow By Blow」で名を挙げたファンキー系のフィル・チェン(b)、ストライダーのゲイリー・グレインジャーとコックニー・レベルのジム・クリーガンという2本のg、ジョン・ジャーヴィス(kb)にロッドとアピスという最強布陣。後半の泣かせのgの部分など大いにしびれます。ヴァニラ・ファッジのkbマーク・スタインがコーラスで参加というのもファンサービス。この「Foot Loose And Fancy Free」のB面はこれに始まりあとはバラードというしっとりサイドでした。ちなみにこの曲は80'sにはキム・ワイルドがダンサブルにカヴァーしまた新たなファンを獲得。まさに歌は世につれ~です。