Another Days

tomorrow's another day、some say …

ファジー、チューブス

【木曜はオルガンいろいろ】ロイ・シャーランドのこと

ファジー・ダックは、アンドロメダとタッキー・バザードのメンバーが組んだハードロック5人組ですが、このバンドの肝は、ロイ・シャーランドのorganだと思います。派手なソロを取るわけでなく、バッキングに徹しながら、アンサンブルに深みを加えるタイプで、この唯一作をオルガンロックの傑作(大げさ)たらしめてるのはやはりこの人の存在が大きいと思います。ブルーズ的要素の少なさからグラムっぽい印象もあります。gとorganが台頭に張り合う姿はパープル的でもあります。Mamというレーベル故あまりプッシュされなかったのが残念。

 

【名曲リレー2601】now#3

■I Want It All / The Tubes(’79)

シスコ出身でシアトリカルなステージが評判を生んだチューブスは、全米的なブレイクまであと一歩のところまで行ったのですがMTVがもう少し早ければまた流れも変わったのでしょうね。ハデハデなダンサーや被り物の人たちが出てくるステージ写真をMLなどで見て凄そうだなあと思ってた日々が懐かしいですがトッド・ラングレンがprodした「Remote Control」(‘)ではまったくユートピア的な音になっててトッドの個性強すぎです。“I Want It All Now”もまさにトッド的。

https://www.youtube.com/watch?v=jL6x17VHMDI