Another Days

tomorrow's another day、some say …

ベアズヴィル、ジャーニー

【オムニバスを聞く日曜(新)】19 Delicious Bearsville Cuts ('96 ポニー・キャニオン)

昔からオムニバスというかコンピレーションは大好きでよく集めたものでした(手放したものも多かった)。そういうものを紹介します。

いわゆるベアズヴィル・サウンドと言われたザ・バンド的な音作りのアルバムがNY州WoodstockのBearsville Studioで録音されたものが多かったんで、こう呼ばれるようになりました。Bearsvilleレーベル自体はトッド・ラングレンやフォガットも所属したレーベルで80's初めに活動を終えてます。日本ではワーナー→CBSソニー→ビクター→ポニー・キャニオン→ビクターという流れで紹介されてましたが、90's後半のPC時代に労作の4CDボックスが出て(のちにビクター・ヴァージョンも曲追加で再発)、それに入らなかったものを含んだ19曲入りがこのCD。邦題は「アメリカン・モーニング・ストーリー~ソングス・フロム・ベアズヴィル」というもので、そこからわかるようにアーシーな音よりも、ランディ・ヴァンウォーマーを主軸としたAORテイストの19曲。ヴァンウォーマー、ホット・チョコレートのトニー・ウィルソンのそれぞれのオリジナル(この2人の共作だから)、ポール・バタフィールドのカヴァーと3ヴァージョン入り、ニコル・ウィルスの”Love Letter”(ナット・キング・コールのあれ)のデモが世界初CD化というのが売りでした。ニコル・ウィルスはジョニー・アヴェレイジ・バンドでニッキ・ウィルスの名前で歌ってた人で、「Tell Me」というソロはナチュラルなAOR風味で勝つy手輸入盤ショップの隠れたベストセラーでした。JABの”Some People”が個人的には拾い物でした。

 

【名曲リレー2071】highway#3

■Dixie Highway / Journey(’81)

ブレイク中のジャーニーの2枚組ライヴ「Captured」に入った新曲が“Dixie Highway”でした。スピーディーなニール・ショーンのギターと対抗するようにオルガンとシンセを弾きまくるグレッグ・ローリーの両雄立ったナンバー。こういう曲は産業ロックとは僕は思わないけど、REOスピードワゴンあたりもこういう図式を描いた演奏があったんでそういう分類になったのだなあと思いました。動画は大阪のライヴとか。

https://www.youtube.com/watch?v=csiiWd3ZcvA