Another Days

tomorrow's another day、some say …

ディラン、ラインストーンズ、エヴァリーズ

【木曜はオルガンいろいろ(新)】アル・クーパーのこと

よく言われるようにpianoは弾いてたけどorganをちゃんと弾くのは初めてに近かったという話。ディランの”Like A Rolling Stone”でのアル・クーパーのオルガンです。ディラン御大が気に入ってレヴェルを上げるように指示、オルガン奏者=アル・クーパーの誕生です。65年の「Highway 61 Revisited」です。ディランとの仕事は単発的に続き「New Morning」('70)にも参加。タイトル曲では後ろの方でフワフワ鳴っているオルガンをプレイ。派手な感じではないですが、これがないとこの曲が成り立たないようなプレイです。

https://www.youtube.com/watch?v=99s-B9YoGPA

 

 

 

【名曲リレー2552】music#2

■Party Music / The Rhinestones(’75)

ファビュラス・ラインストーンズからラインストーンズに改名した3枚目は、レーベルを20thCenturyレーベルに移してぐっと今日的になったファンキーロックです。前2作よりもキャッチーで同時代のソウル・ミュージックからの影響をスマートに消化しています。“Party Music”はメリサ・マンチェスター曲でカル・デイヴィッドの味わいのあるvoがとても気持ちいいです。

https://www.youtube.com/watch?v=-T-TgULgAVs

 

ただいまのBGMはエヴァリー・ブラザーズの「Stories We Could Tell」('72)なり。50'sから活動するエヴァリー兄弟の音楽は初期の頃から、カントリーとロックンロールに密なつながりがありました。解散前夜ともいえるこの時期にRCAから出したこのアルバムはは、盛り上がりつつあったカントリーロックのブームにヴェテランが乗っかったような形になりましたが、ポール・ロスチャイルドのprod、ライ・クーダークラレンス・ホワイトらが参加したヴェテランならではの味わいです。邦題は「アメリカン・ストーリー」でした(トホホ)。タイトル曲は、ジョン。セバスチャンのカヴァーでトム・ペティもライヴでやってます。

 

バディ・エモンズのsteelとライ・クーダーのgが炸裂するエヴァリー・ブラザーズの”Green River”は解散前夜の「Stories We Could Tell」('72)から。盛り上がりつつあったカントリーロックのブームにヴェテランが乗っかったような形になりましたが、デニス・リンド、ジェシ・ウィンチェスター、ジョン・セバスチャンらのカヴァーを含み、クラレンス・ホワイトやジム・ゴードンらも参加した<父と息子>的企画にも近いのです。

https://www.youtube.com/watch?v=5tCVDTjq0ao