Another Days

tomorrow's another day、some say …

ウィングス、ボビブル、サンダークラップ、ハル

【火曜はポールのウィングス時代30曲】3・Band On The Run('74)

ナイジェリアのラゴスでレコーディングされた「Band On The Run」のタイトル曲。ラゴスへ向かう前夜にヘンリー・マカロックとデニー・シーウェルから「行かない、辞める」という電話を受け取ったという急展開ながら、残った3人でラゴスでの録音は環境が悪夢の様だったという話は後にあちこちで書かれています。かつて仮題ながら「バンドは荒野をめざす」という邦題が付けられたというのですが、荒野というよりは強烈な湿気と灼熱地獄だったと同行したエンジニアのジェフ・エメリックが語っています。ピンチをチャンスに変えるポールらしく、例によってあふれ出るポールのアイディアで複数の曲をつなぎ合わせた感じです。もうすぐ出る(た)50周年のボックスではnakedなヴァージョンも入ってるのだとか(コメ欄に貼ります)。

映画「大脱走」を思わせるジャケットのコンセプト(ジェームズ・コバーンもちゃっかりいる)とこの曲はイメージがぴったりです。イギリスでシングルカットされ最高位3位。

https://www.youtube.com/watch?v=__RF9j3Bs_Y

 

 

【名曲リレー2571】down#3

■Love Don't Let Me Down / Bobby Bloom(‘70)

“Montego Bay”(‘)のヒットで知られるボビー・ブルームの“Love Don‘t Let Me Down”は、アンダーズ&ポンシアが書いたドリーミーなメロディーを男くさい歌声で凌駕。「Where Are We Going 」(’70)に収録されています。最初に聞いたのは健太さんのラジオでした。このストリングス美しいなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=MEf2Gnru6i8

 

ただいまのBGMはサンダークラップ・ニューマンの「Hollywood Dream」(’)なり。”Something In The Air”(革命ロック)が入った唯一作。ピート・タウンゼントがprodしていて、スピーディー・キーン(vo)とジミー・マカロック(g~後にストーン・ザ・クロウズ、ウィングス)、アンディ・ニューマン(kb)の3人組。ディランの地下室時代の”Open The Door Homer”(タイタス・グローンもカヴァーした)をやっております。タウンゼントのソロにも通じる牧歌的英ロックです。

 

酒が好きで結局は酒で身を滅ぼしてしまったアラン・ハルはリンディスファーンという英フォークロックで親しみやすい曲を量産した人。ソロになってからもいい曲いっぱいあります。「Squires」という2枚目のソロに入った”One More Bottle Of Wine”もしみじみします。今日はライヴで。

https://www.youtube.com/watch?v=-4XO1Cc9f3Y