【水曜は和もの70's】６・アイドル・ワイルド・サウス
神戸から登場したサザンロック志向のアイドルはビクターのFlying Dogからデビューし、レーナード・スキナードの前座をこなし結局は「キープ・オン・トラッキング」1枚だけ出して解散してしまいました。日本発のストレートなサザン志向のバンドでスタジオ作ではその良さがあまり出なかった部分もありますが流れるような松浦善博(後にツイスト)のgもインパクトありました。都会的なムードもありながらやはりオールマン的な”オレンジ色の神戸”です。
https://www.youtube.com/watch?v=cwHCr9McKLY
【名曲リレー2537】nothing#3
■Ain't Nothing Like The Real Thing / Marvin Gaye & Tammy Terrell(’68)
マーヴィン・ゲイとタミー・テレルのデュエット・パートナーは12枚のシングルをテレルが脳腫瘍で亡くなるまでリリースしています(晩年は影武者として作者の一人のヴァレリー・シンプソンがそのパートを歌うこともあったようです)。”Ain't Nothing Like The Real Thing“は5枚目のシングルで、最高位8位まで上昇。のびやかに空に昇ってゆくような高揚感があるナンバーです。作者はアシュフォード＆シンプソン。
https://www.youtube.com/watch?v=Jz_D-greh8Q
ただいまのBGMはボニー・タイラーの「Natural Force」('78)なり。ウェールズ出身のハスキー・ヴォイスのシンガーで当時「女ロッド」(今ではありえませんが）とか言われてました。大ヒット"It's A Heartache"を含むセカンドアルバム。実はウェールズ人脈で、マンのレイ・ウィリアムズ(g)やバドフィンガーのマイク・ギビンズ(ds)も参加。”Baby Goodnight”はインクレディブル・ストリングス・バンドのマイク・ヘロン作でしみじみとさせるバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=_-lnFbGfCjI
ウェールズ出身のボニー・タイラーのデビューヒットとなった"It's A Heartache"('78)は、マンのレイ・ウィリアムズ(g)、バドフィンガーのマイク・ギビンズ(ds)らウェールズ人脈で固められたセカンド「Natural Force」から。独特のハスキーな歌声は女ロッドとか言われたのですが、今では問題ありますよね、こういう言い方。意外とカントリー的なメロディーで日本でも広く知られています。
