Another Days

tomorrow's another day、some say …

エアーズ、ジョニ

【ケヴィン・エアーズの30曲+】 *来日@1992

「Still Life With Guitar」のプロモートで2度目の来日を果たしたエアーズのインタビューが92年9月号のレココレ誌に載っています。6/5の渋谷クアトロで見たのですが、同行のgtrケヴィン・アームストロング(元デミック&アームストロング)がてっきりオリーだと思ってた僕(オリーの写真なんて当時見たことなかったし)。でそのライヴは一部は個人的に不完全燃焼だったことが悔やまれました。そのインタヴューによるとオリーが亡くなったのは92年の5月とのこと。その1か月前92年4月のロンドンでンライヴ動画がありました。バンドは以下の通り。このメンツで来日できればまた印象も変わったのでしょうね。

Kevin Ayers BandKevin Ayers:lead vocal,guitar,composer Ollie Halsall:lead guitar,vocals Claudia Puyó:keyboards,guitar,vocals Marcelo Fuentes:bass Quique Villafañe:drums

https://www.youtube.com/watch?v=Y52q9EnZeq0&t=1673s

【名曲リレー2303】window#3

■Moon At The Window / Joni Mitchell(‘82)

見に行ったライヴをきっかけにもっと好きになる人もいれば、ライヴ時代は悪くなかったのに何となくそれ以降疎遠になってしまう人もいます。後者の代表がジョニミです、僕の場合。Geffenに移籍した「Wild Things Run Fast」が出た後ふらりと日本にやって来て僕は幸運にも見て、ライヴもアルバムもまあ満足できる(そんなにジャズっぽくないしロック的な部分もあった)レベルだったのにその後は新作をほとんど聞いてません。まあ同時代のヴェテランの新作をあまり聞かなくなってしまったこともあったんですが。“Moon At The Window”はラリー・クラインのbassがずっと耳に残る曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=WOOjU3O4gvs

 

【先週の読書】

「亜空間要塞の逆襲」(半村良、角川文庫)はナンセンスSFの続編で、なんと作者半村の元に「亜空間要塞」の主人公が現れるというトンデモ設定からどんどん話がずれてゆくキワモノっぽい作品。 やっと順番廻ってきました「リバー」(奥田英朗集英社)は、期待通りの大作。未解決に終わった猟奇連続殺人事件から20年、再び同じ手口で渡良瀬川周辺で事件が起き、群馬県警、栃木県警、20年前の犠牲者の父親、元刑事、若い新聞記者、新たな容疑者、証拠不十分で釈放された20年前の容疑者の視点で描かれる群像劇です。動機など明確にされない部分がなおリアルな手触りを残します。「ブルース」(桜木紫乃文藝春秋)は、性愛描写も激しい連作ノワールもの。途中まではいいのですがなんか最後はどうも尻切れ蜻蛉で~ 続編あるらしいですがちょっとパスかも。