Another Days

tomorrow's another day、some say …

ギャザ、スプーキー、ウォルシュ

【火曜UK New WaveEyeless In Gaza

バンド名にドキッとしてしまう昨今ですが、アイレス・イン・ギャザは、80年に結成されたデュオ。Cherry Redから出た「Back From The Rains」('86)の頃にはネオアコのブームは終わってしまいましたが、そのスピリットを受け継ぎつつインディーで地道に活動する印象を受けます。”Welcome Now”は力強いメロディーです。

https://www.youtube.com/watch?v=op-CPEe9xfg

 

【名曲リレー2529】gold#3

■Woman And Gold / Spooky Tooth('74)

未だに謎が多いスプーキー・トゥースの最終作「The Mirror」(’74)の“Woman And Gold”はジャマイカ出身の黒人bassヴァル・バークのスラップで始まるナンバーでマイク・パトゥーとゲイリー・ライトがvoを分けるファンク的なムードがあります。全体に誰が歌ってるのかわかりにくい曲が多いアルバムではありますが、暗いイメージのあった英ハードロックが光の下まで出てきたようなメロディーを完成させたイメージです。

https://www.youtube.com/watch?v=ILQKGqlS8Lc

 

ただいまのBGMはジョー・ウォルシュの「There Goes The Neighborhood」('82)なり。イーグルス参加後プラスの面がすべて出た前作の「But Seriously Folks…」に続くものですが、曲が書けないスランプはこの人の所にも及んでたようで、華やかさに欠ける1枚となりました。ただ初来日の武道館を当日券で並んで見に行った事もあってこの辺のアルバム思い出深いです。シングルとなった”A Life Of Illusion”は「So What」('75)のアウトテイクなので(voは録りなおしてるかも)、演奏も懐かしい感じのアメリカンロック(トム・スティーヴンソンのオルガンとか)になっています。
ただそれ以外はファンク風、イーグルス風のgリフを組み立てたフェルダーとの共作(フェルダーも参加)もありました。当時の奥さん(何人目だ!)のジョディ・ボイヤーもコーラスで参加。
ジョー・ウォルシュの単独での初来日だった82年に出た「There Goes The Neighborhood」はこれまた訳しにくい原題で日本のワーナーは早々と放棄しイーグルスに絡めた陳腐な邦題で濁してしまいましたが、中身はキャッチーだった前作「But Seriously Folks...」とは打って変わったイーグルスとはまた別の味わいでした。ラストに入った”You Never Know”は、ファンク風のものでライヴでも延々とインストパートが続いた(マイアミTKレーベルのジョージ・チョコレート・ペリー(b)の参加が大きいのか)記憶があります。
 

 

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