Another Days

tomorrow's another day、some say …

キンクス、ダン、優木

【金曜60'sもの】4・Set Me Free / The Kinks(’65)

初期のキンクスに捨て曲はありませんが、ノンLPのシングル曲の”Set Me Free”('65)は、80'sにSMSから出た「シングルス」という2枚組でやっとちゃんと聞くことが出来ました。初めてラジオで聞いたときからGSっぽいなあという印象ありまして、イントロのgはまだしも哀愁のメロディーはちょっとキンクスらしくないイメージも。

https://www.youtube.com/watch?v=UrxsVlunMkI

 

 

 

【名曲リレー2525】say#3

■Only A Fool Would Say That / Steely Dan(’72)

スティーリー・ダンのデビュー作「Can't Buy A Thrill」に入った“Only A Fool Would Say That”はドナルド・フェイゲンとデイヴィッド・パーマーが歌うナンバー。軽快な中ほのかに暗さを漂わせるところが、カリフォルニアへやってきた東の人という印象もあります。オーストリアン・クロウルのジェームズ・レインが90’sにソロでもカヴァーしています。

https://www.youtube.com/watch?v=06a19-S77F4

 

ただいまのBGMはスウィート・サーズデイの「Sweet Thursday」('69)なり。後にマーク&アーモンドのジョン・マーク(vo)、セッションマンのニッキー・ホプキンス(kb)、キャット・スティーヴンスの相棒アラン・デイヴィス(g,vo)らから成るセッション・ユニット。高校時代のクラスメイトだったというマークとディヴィスを中心に名手が手堅いバックを付ける英国風フォークロックの傑作だと思います。ベスト曲は”Jenny”ですが、もちろんフォーキーでない曲も多くモッド・ジャズ的なムードの”Rescue Me”ではホプキンスのorganがなかなかカッコイイ。最初に買ったLPは米Tetragrammaton盤だったのでびっくりしました(蛇足ながら1期パープルの原盤だったビル・コスビーが立ち上げたマイナー・レーベル)。

 

73年に再発された際日本でも幻の名盤として紹介されたスウィート・サーズデイの「Sweet Thursday」('69)は、ジョン・マークとアラン・デイヴィーズを中心としたセッション・アルバムで、とても雰囲気の良い英国ロックのアルバムとしか言えません。ニッキー・ホプキンスの行ったり来たりするpianoが心地いい”Jenny”は一番好きな曲。かぐや姫の”好きだった人”にヒントを与えたかもしれません。