Another Days

tomorrow's another day、some say …

ストローブス、オーキッズ

【木曜はA&Mの人たち】6・ストローブス

日本ではリック・ウェイクマン(kb)がいたことで、プログレ方面でも知られた(というマクラはいい加減辞めたいと思いつつまた使ってしまいました)ストローブスは、デイヴ・カズンズ(g,vo)を中心としたフォークロックで、フェアポート・コンヴェンションに近いものも感じます。人と神の関係をテーマにした宗教的なアルバムでもある「From The Witchwood」(A&M)の1曲目の“A Glimpse Of Heaven”ではウェイクマンの弾くオルガンがゴスペル風味もあって面白いです。

https://www.youtube.com/watch?v=HrdM4ftmu7c

 

【名曲リレー2468】feeling#2

I’ve Got That Feeling / The Orchids(‘64)

オーキッズは当時14歳のティーン3人組のガール・グループでDeccaからキンクスのカヴァーのこの曲でデビューしています(’64)。ユニゾンで歌われるこの曲は妙な迫力があるのですがヴィジュアル的にかなりのマイナスだったので60’s英ガールズでもあまり話に出てきません。

https://www.youtube.com/watch?v=bauTMREWK4I

 

 

ただいまのBGMはキング・クリムゾンの「Starless And Bible Black」('74)なり。高校の時先輩からカセットに落として、と頼まれたこのアルバムは「宮殿」は知ってたけどそれとはまた別のバンドのように感じたものでした。一緒に頼まれた「USA」はその後すぐ買ったけど、こっちはカセットでいいやと思ったものでした。当時はまさかライヴ録音をベースにダビングしたものとは知る由もありませんでしたが、A面は怪しげな断片曲を含む小品が並び、B面は長尺のヘヴィでノイジーな2曲が鎮座し、当然ながらA面ばかり聞いてました。唐突に曲が途中で終わる”The Mincer”など理解不能で、不良品なのか?とおもった若き日々(@@)。ジョン・ウェットンの持つ暗い叙情性みたいなものがよくあらわれた歌ものもいいけど、ブラフォード作ながら本人未参加の”Trio”の静謐な美しさは奇跡的です。これはオーヴァーダブなしのライヴでの即興演奏とのこと。