【火曜はカントリーロックのカ】All I Need Is A Friend / Larry Murray
スコッツヴィル・スクレル・バーカーズからハーツ&フラワーズに参加した60's末のLAのカントリー・ロック界隈の顔役だったラリー・マレイのソロ「Sweet Country Suite」('71,Verve Forecast)は、スワンプウォーターをバックにしたメロディアスで淡い色合いのカントリー・ロック。”All I Need Is A Friend”はそのラストに入った名曲。これがヴィヴィッドから盤興しでしたがCD化されたときはびっくりでした。
https://www.youtube.com/watch?v=lU4ljrJ57yQ
グレン・キャンベルが取り上げた”Gentle On My Mind”の作者のジョン・ハートフォードはナッシュヴィルで活躍するfiddle/banjoの名手です。71年の「Aereo-Plain」はヴァッサー・クレメンツ(fdl)、ノーマン・ブレイク(g,mand)らが加わったブルーグラス色の濃いアコースティックなカントリー・フォーク。歌詞はわかりませんけどユーモラスな感じが伝わってきます。prodはデイヴィッド・ブロンバーグ。”Up On The Hill Where They Do The Boogie”は楽しいナンバー。
https://www.youtube.com/watch?v=2luuGVWE02o
【名曲リレー2424】don’t#2
■Don’t Tell Me I Wasn’t Listening / Beckett(‘)
クローラーに参加するテリー・ウィルソン・スレッサー(vo)がいたベケットはファミリーのRaftというレーベルからデビューしたバンドで、アイアン・メイデンがカヴァーした"Rainbow's Gold”のオリジネーターという話が今では一番有名でしょうか?曲によってはファンキーなものもあればしっとりとドラマティックな構成のナンバーもあって、焦点が絞り切れなかったというか、バンドの持ってる雑食性を1枚目だから全部出してみましたというショーケース的なものだったのか、いまではわかりませんが絶対真似したくなる(けどなかなか難しい)指のポーズのジャケットはなかなかいいです。”Don’t Tell Me I Wasn’t Listening”はゲストのティム・ヒンクレイのエレピが聞けます。