Another Days

tomorrow's another day、some say …

フォーク、グラス

【オムニバスを聴く日曜】50・Folk Is Not A Four Letter Word(Delay68:CDDELAY01-UK'05)

レア・グルーヴのブーム以降通常と違う切り口で似たような音楽性のアーティストがジャンルを超えて集められ、そこから影響を受けた新しいアーテイストたちが新しいムーヴメントを起こすということが当たり前になりました。05年当時フリーフォークと呼ばれ評価されつつあった人たちのルーツ的に編まれた一般的には無名のフォーキーな歌い手たちのコンピが英Delay68から出た本作。Stormy Forestから出たキャシー・スミス(ジャクソン・ブラウンオレンジ・カウンティ時代の友人だった)や日本でもLPが出てたことがあるボニー・コロックのような人もおりますが、ウェンディ&ボニーやヘヴン&アースなどこのコンピでの紹介前後に単体でのCD化が実現したものもあり、マイナー・レーベルからのコンピ(僕はコレクターズの輸入盤紹介で知りました)とはいえ意義はあったのだなあ、と思います。

 

アシッド系のソフトロックとしても有名なウェンディ&ボニーはシスコ出身の十代の姉弟デュオ。Skyeレーベルから出たアルバムは有名作でその歌声に癒されます。

https://www.youtube.com/watch?v=9s95tc-ZM6k

Ovationというレーベルから日本ではCBSソニーから何枚か出てたボニー・コロック。弾き語りのフォークシンガーですがパーカッシヴな演奏に乗せて清楚な歌声が響きます。

https://www.youtube.com/watch?v=FUHyaZRDgJ4

その美しいジャケも有名なヘヴン&アース。全部が好きなわけではないですがいい曲もあります。この人たちもシカゴのOvationからのリリース。

https://www.youtube.com/watch?v=isyYxHjRm7w

カリフォルニア出身のキャシー・スミスの「2」に入った"It's Taking So Long”もまた印象的な歌声。従来のフォークロックにややジャズっぽいバックが付いています。

https://www.youtube.com/watch?v=ZSueBhDykb0

 

【名曲リレー2415】melody#3

■A Melody For You / Grass Roots(’68)

スローン&バリが書いた“A Melody For You”はフォークロック期のグラス・ルーツのシングル。元々はスローン&バリの覆面バンドでその後ベドウィンズが名乗り、68年頃にはロブ・グリルヤウォーレン・エンターらを中心とした固定メンバーのバンドになってきました。オルガンや木琴が耳に残るキャッチーなナンバーです。ただヒットはしてません。

https://www.youtube.com/watch?v=KwZIeGI1Xvs