【オムニバスを聴く日曜日】34・Dance With Me~The Autumn Teen Sound / Nuggets From The Golden State(Big Beat:CDWIKD128-UK'94)
スライ・ストーンがprodとしてかかわってたサン・フランシスコのAutumnレーベルは、バーバンク・サウンドのもととなった重要レーベルですが、本質は都会的な音ではなくもっとラフでガレージなムードでした。モジョ・メン、ヴェジタブルズ、ティキス(のちのハーパース・ビザール)をメインとしたこの英Big Beatからのコンピは、中々楽しいです。スティルスのバッファロー時代のカヴァー”Sit Down I Think I Love You”が有名なモジョ・メンは、ここではもっと荒々しいです。ティキスの切ないフォークロック作品(voは若きテッド・テンプルマン)はここでしか聞けません。
タイトル曲となったモジョー・メンの”Dance With Me”はチープなオルガン(サー・ダグラス・クインテット風でもあります)も印象的。
https://www.youtube.com/watch?v=m87IOMNfXNE
シンプルなフォーク・ロック・サウンドの”The Darkeset Night Of The Year”は12弦gが眩しい。ティキスはその後ハーパーズ・ビザールを名乗りコーラスワークを生かしたソフトロックに転向します。