Another Days

tomorrow's another day、some say …

ヘヴアー、ELP

【月曜の女たち】ヘヴン&アース(Heaven & Earth)

ヘヴン&アースは、ジョー・D・アンドリューズ(Jo D Andrews)とパット・ゲフェル(Pat Gefell)の女性デュオで73年にOvationから「Refuge」というアルバムを出しています。Ovationというレーベルはシカゴのレーベルなのですが、シカゴ・シンフォニー・オーケストラのディック・ショリーによるprodのこのアルバムは美しいジャケで知られています。音的にはアシッド・フォークなんでしょう。1枚通してはつらいですがスティルスの”To A Flame”など聞き物ではあります。

https://www.youtube.com/watch?v=zgwFZZljLQ8

【名曲リレー1413】from#2
■From The Beginning / EL&P('71)
ELPで一番聞いたのは「Trilogy」だった気がします。ケレン味というかハッタリ度満点のエマーソンのkbよりもレイクのフォーク趣味なアコースティック曲の方が好きでした。ちょうどこの”From The Beginning”みたいな感じのが。

https://www.youtube.com/watch?v=a9kXfW2gIcw

 

【先週の読書】10月第4週

ベルリンは晴れているか / 深緑野分(筑摩書房
終戦直後連合国4国によって分割統治されたベルリンを舞台にしたミステリ。主人公は疲弊したドイツ人の少女で、彼女の恩人が謎の死を遂げたことでソ連軍に呼びだされるところから始まります。謎がすべて回収される心地よさを久々に味わいましたが、陰鬱なムードに支配され、おまけになじみないドイツ系、ロシア系の登場人物の名前の響きに混乱し(登場人物表はありがたかった)思ったより時間がかかってしまいました。読み終えてしまえば幕間に挿入された事件以前のエピソードも効果的だなあと感じますが、読んでる最中は流れが切れる感じでどうも…でした。
かがみのなか / 恩田陸岩崎書店
地元の図書館になかった恩田さんの怪談えほんを町の図書館で見つけました。かがみのなかにいる誰かを見つめてる時、向こうの誰かもこっちを見てるよ、という話…絵は怖いです。
 

 

名もなき毒 / 宮部みゆき(文春文庫)
示し合わせたように再読するものは大体5年ぶりになるのです。杉村三郎シリーズを読み返してます。「誰か・Somebody」に続く2作目。今でこそ杉村三郎なうが分かってますが、この頃からちゃんと伏線は貼られてますね。ここでも2人に探偵始めれば?といわれています。原田いずみのキャラはホントに怖かったことを思い出しました。