Another Days

tomorrow's another day、some say …

トレソー、ノークス

【水曜はTの人たち】トレイシー・ソーン

あまりにも有名なバナナジャケのヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストに収められた“Femme Fatale”は”宿命の女”という邦題が付いていました。”運命の女”とも訳されますが、元々はノワール系の映画に出てくる悪女(と書くと中島みゆき的ですが)を指します。
ゲスト扱いだったニコが歌ったけだるいナンバーを80’sに甦らせたのが、エヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンでした。Cherry Redから81年に出た「Distant  Shore」はスカスカの弾き語りですが、フォークとは似て非なる音楽でした。どっちかというと初期は音楽畑よりもファッション関係の人たちに注目されたような覚え。トレイシーはすぐさまベン・ワットとのEBTGの活動を本格化させ、Blanc Y Negroから「Eden」をリリースする頃にはネオアコのブームは、ソウルジャズボサノヴァ・テイストを持ったものへと移行していったのです。久々に聞くトレイシー一人による、”Femme Fatale”には、かつて聞いた時の様な鋭さは感じませんが、だれが言ったか「静かなパンク」というのは言い得て妙です。

https://www.youtube.com/watch?v=5t_ZX3ygRMA

 

【名曲リレー2397】together#3

■Together Forever / Rab Noaks(‘70)

リンディスファーンのセカンドでカヴァーされたスコットランド出身のsswラブ・ノークスの“Together Forever”は、70年の「Do You See The Light」(Decca)からCWe’ll。Warner Bros殻出た「Red Pump Special」は米盤よく見かけましたが、このDecca盤は知りませんでした。親しみやすいメロディーの曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=vD4G1-db8jk