【日曜は40人の英国女性歌手】#17 マッキンレイズ（McKinleys）
マッキンレイズは、エディンバラ出身のシーラとジーネットのマッキンレイ姉妹から成るデュオ。64年から数年Parlophoneなどにシングルがありますが、一番有名なのはジミー・ペイジのgが鋭い”Sweet And Tender Romance”('64)ですね。60's後半になるとドイツでの活動が中心となるのですが、シーラはホウイー・ケイシー＆ザ・シニアズのケイシー(sax)と結婚。ケイシーはウィングスの「Over America」のツアーにもホーンズで参加してましたが、マージービート人脈でか、トニー・アシュトンが組んだPALにケイシーとマッキンレイズがブラスとコーラスで参加。アシュトン晩年のライヴにも呼ばれておりこの辺のきずなは深いです。
https://www.youtube.com/watch?v=8MzmzqZJQjQ
【日曜は40人の英国女性歌手】#18 トレイシー・ソーン（Tracy Thorn）
80年に同級生と組んだマリン・ガールズでデビューしたトレイシー・ソーンは82年にCherry Redから「A Distant Shore」でデビュー。ポスト・パンクを象徴するシンプルなgの弾き語りですが、70'sのフォークとは全然手触りが違い、視線は冷め、いささか暗いです。同世代のベン・ワットと組んだエヴリシング・バット・ザ・ガールは、コール・ポーターの”Night And Day”でデビューしましたが本格的な活動は、Cherry Redを離れ,Blanc Y Negroに移籍した84年の「Eden」からで、ソウルジャズ＋ボッサのテイストが素晴らしいネオアコの大傑作でした。その後音はどんどん変化しドラムンベースやハウス的な要素を盛り込んでゆくのです。62年ロンドン出身
https://www.youtube.com/watch?v=aqJEKO8B4bM
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【名曲リレー2064】rose#2
■English Rose / Paul Weller(’22)
ジャムの「All Mod Cons」に入った美しいバラードの“English Rose”をポール・ウェラーは今でも大事に歌い続けています。最近はオーケストラをバックにしたヴァージョンもあるそうですが、これは22年3月のアコースティックなやつでロイヤル・アルバート・ホールでのTeenage Cancer Trustというイヴェントから。
https://www.youtube.com/watch?v=C5y_UPFM6HE
