Another Days

tomorrow's another day、some say …

ベリル、ダンバー

【日曜は40人の英国女性歌手】#8 ベリル・マースデン(Beryl Marsden)

60'sのUKガールズで一番好きな人です。ベリル・マースデン。DeccaとColumbiaに何枚かシングル出して、ピーター・バーデンス(kb)、ロッド・スチュワート(vo)とのショットガン・エキスプレスでも2枚のシングルが(これは大したことない)。デビュー当時ミドルティーンだったというマージー・ガール、キャヴァーンでのライヴコンピ盤に収められた”Everybody Loves A Lover”でのキュートな歌声が忘れられません。これはドリス・デイのカヴァーだった。数年前にシングル曲や未発表曲をあつめたコンピ(これが初のアルバム)が出ましたけど、もっと60's音源を入れて欲しかったなあ、と思います。写真はショットガン・エクスプレス時。80'sにトレイシー・ウルマンがヒットさせた”Break A Way”は、オリジナルはアーマ・トーマスのジャッキー・デシャノン作品ですが、英国ではベリルがカヴァーしてました。47年リヴァプール出身。

https://www.youtube.com/watch?v=5-ed2zYZ_lQ

 

 

 

【名曲リレー2001】let#3

■Let It Ride / The Aynsley Dunber Retaliation(’69)

後にザッパやジャーニー、ジェファーソン・スターシップやホワイトスネイクにも加わったヴェテラン・ドラマーのエインズレー・ダンバーはリヴァプール出身で自身のバンドとなったリタリエーションを率いてブルーズ・ブームの頃にデビュー。3枚目の「To Mum From Aynsley &The Boys」はジョン・メイオールがprodでトミー・エアーのkbをメインに出していてオルガン・ロックとしても楽しめます。“Let It Ride”でもエアーのオルガンソロをたっぷりフィーチャー。リリースはLibertyから。

https://www.youtube.com/watch?v=mnLDVaA-tMk

 

【新・私を形成する100本の映画】#6 「引き裂かれたカーテン」('66米)
何でヒッチコックでこれなん?といわれてもまあ好きなんで。「鳥」を境に段々失速してゆく晩年の作品で、ポール・ニューマンジュリー・アンドリュースのベッドシーンで始まるこれも評価は高くない(次の「トパーズ」ほどではないけど)です。この映画をほめてる本なんて「ヒッチコックに進路を取れ」が出るまでなかった気がします。
タイトルのカーテンとは鉄のカーテンで、数式を手に入れるために東側に偽の亡命をする物理学者がニューマンで、スパイ映画全盛の時代らしい設定。この二人以外は、ヨーロッパのあまり知らない俳優ばかりだけど、KGBのグロメクを演じたヴォルフガング・キーリング(協力者πと接触するベルリン郊外農場のシーンは圧巻~ガスオーヴンに顔を突っ込ませスイッチ入れるシーンなどなかなかどうして素晴らしい)、怖い顔したバレリーナのタマラ・トゥマノーヴァ(実は味方)、グロメクの胸に包丁刺し(先がポキンと折れる!)、すねをスコップで叩く(痛そう!)農婦のキャロリン・コンウェルなど。数式を手に入れるために東側の物理学者と黒板の前で計算合戦するシーンも面白いです。派手さはないし、全盛期の作品(ベスト3は「裏窓」「サイコ」「知りすぎた男」でしょう)に比べるとレベル落ちますが、いいんです。映画館でピンチで「火事だ!」といういつものパターンもあり。
2人の画像のようです
 
 
 
 
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