【火曜はカントリーロックのカ】The State Of Georgis's Mind / Seatrain('71)
シートレインは、カリフォルニアのマリン・カウンティで69年に結成されたバンドです。ジャンルとしてはカントリー・ロックにかする部分もあるけど、ジャズ的な部分もあります。後期ブルーズ・プロジェクトのアンディ・カルバーグ(fl,b)とジム・クウェスキン・ジャグ・バンドのリチャード・グリーン(vn)を中心に活動、アース・オペラのピーター・ローワン(g,vo)が加わった2枚目「Seatrain」(邦題は「海上列車」でした)あたりからはブルーグラス色も入って、無国籍なフュージョンと言う感じもあります。
71年の3枚目「Marblehead Messanger」は前作に続いてジョージ・マーティンがprod。ひなびたザ・バンド的な音もありますが、グリーンのviolinが異彩を放ちます。大好きな音楽と言うわけではないし、典型的なカリフォルニアの音とはずいぶん離れてますけど、これまた西海岸の音。意外とカンサス(あのアメリカン・プログレの)を思い出す部分もあったりして。
【名曲リレー2396】together#2
■We’ll Cry Together /Maxine Brown(’69)
“Oh Not My Baby”のヒットで知られるマクシン・ブラウンはサウス・キャロライナ出身の黒人R&Bシンガーで、先週ムータンさんが挙げられてた”We’ll Cry Together“(’68)のあまりの素晴らしさにこっちに登場となりました。もともとうまい人ですが情感たっぷりでグイグイ来ます。再行為73位ですがアルバムタイトル曲なので自信作なんでしょう。ちょっとバーズの”Bugler“に似た部分あります。