Another Days

tomorrow's another day、some say …

ウィングス、ルーサン

【月曜の女たち】パム・ロビンス(Pam Robins)

ポールとはカンケーないウィングスは、スパンキー&アワー・ギャングのオズ・バッハ(b)やポコのprodとしても有名になるジム・メイスン(g,vo)をフィーチャーしたソフトロッキンなバンド。僕は初聞きですが、"That's Not Real"('68)は、イーグルスのあの曲にイントロが似ててニヤリ。紅一点のパム・ロビンスの歌声もいいです。Dunhillに68年1枚のLP出して解散してます。乞CD化!

https://www.youtube.com/watch?v=qYvViHlllIs&fbclid=IwAR1xz8MrkGuJdVjrRMtD2n1t_mnkEjg7bJO3YzYX7aLtlCx94iVhGSioQxk

 

【名曲リレー1392】fairy#3
Fairy Prince Rainbow Man / Ruthan Friedman
 
ルーサン・フリードマンの「Constant Companion」('68)。アソシエーションの”Windy”の作者と言う事しか知らなかった女性フォーキーsswのファースト。全編弾き語りでフツーなら僕は飽きてしまうんですが、独特の浮遊感がそれを妨げます。たとえばトレイシー・ソーンのCherry Red盤の隣に置いてもおかしくない1枚。ジャケの奇妙なイラストはヨーマの弟、ピーター・コウコネンでルーサンとは一緒にピートラスと言うデュオを組んでたらしいです。この”Fairy Prince Rainbow Man”は、気高い美しさがあります。

https://www.youtube.com/watch?v=14cAOZIICt4

 

【先週の読書】10月第1週

昔から気にはなってたんですがやっとタイミングもあって読めました。祖母の死の知らせと共に田舎で祖母と暮らした日々がよみがえる、少女の回想。一気に読めました。17年に出た愛蔵版ともいえる本書には関連作品「ブラッキーの話」「冬の午後」「かまどに小枝を」が追加収録されてますが、文庫に入ってた「渡りの一日」が未収録なのが惜しいです。
久しぶりに「きょうでき」を読んだら10年後の続編が読みたくなった。こちらは4年ぶりの再読ですが、仕事を持って忙しくなったみんなの十年後の或る日の出来事をつづります。こっちも好きです。
ちびちび読んでましたので、結構な時間かかってしまった英国古典怪談のウェイクフィールドの短編集です。日本でまとまって紹介されたのは90's後半とのこと。この文庫はその最初に紹介された国書刊行会のものの拡大ヴァージョンです。この人の場合短ければ短いほどショッカー的な味わいの衝撃度が増す(「目隠し遊び」「防人」(ここには入ってませんが)など)のですが、割と凡庸に感じる(もちろんムードはあります)作品も多かったです。基本的に幽霊屋敷ものを得意とした作家で「赤い館」「ゴーストハント」(幽霊屋敷調査の実況ラジオ中継の話で、なかなか怖い)「暗黒の場所」などはじわじわ来る怖さがありました。