Another Days

tomorrow's another day、some say …

フルゴー、レズパー

【水曜はAristaの人たち】17・フールズ・ゴールド

イーグルスの成功で同じようなパターン(英国でグリン・ジョンズにprodさせる)でデビューするバンドが続いたのはなんかおかしかったです。そこがポイントではないのに。それでもバックエイカーといい、オザーク・マウンテン・デアデヴィルズといい悪くはないのです。フールズ・ゴールドはダン・フォゲルバーグのバックから独立した4人組で、デビュー作はグレン・フライジョー・ウォルシュ、ジョン・ストロナック(ジョーの「So What」を手掛けた人)、ジョンズと複数のprodが曲によってからむ変則的な構成ですが統一感はあります。いかにも76年らしいハーモニーを生かしたポップなメロディ、steel-gやスライドを使いユルさやドライヴ感を出しています。先週のシルヴァー同様ポップスの範疇でもありますが、好みでしょうがフールズ・ゴールドの方が僕にはフィット。トム・ケリーは後にソングライターとしてブレイク。”The Way Love Grows”は複雑なコーラスが見事です。二人組になったセカンドではAOR風味でちょっとがっかり。

https://www.youtube.com/watch?v=ynctJHOU2_Y

 

【名曲リレー2334】you#2

You Never Gave Up On Me / Leslie Pearl(‘82)

レズリーとデボラのパール姉妹のユニット、パールは77年に都会的なAORとしてデビュー。レズリーはソングライターとしても活動していて、クリスタル・ゲイルが82年にヒットさせた“You Never Gave Up On Me”の作者ヴァージョンは、82年のソロ「Word And Music」(RCA)に入っています。当時よく流れてただろうAOR的なナンバー。

https://www.youtube.com/watch?v=YPkKTjIht7Q