【オムニバスを聴く日曜】35・Liverpool 1963-1968 Vol.1(See For Miles:CM118-UK'86)
僕の場合ブリティッシュ・ビートへの道を開いたのはこのオムニバスでした。まだレココレが今のような路線ではなかった頃、本家マガジン誌が「ジャンル別最近の再発もの」というような特集を組んでくれたことがありまして、そこで紹介されてたのが本作。モップでマッシュルームカットを表現したデザインがイキです。おさめられているのは、地元リヴァプールで活動していたリアル・マージービート~有名無名のビートルズのライヴァルたち。どれも熱い演奏が聴き物です。ベリル・マースデンの”Break-A-Way”は、少し前にトレイシー・ウルマンがヒットさせたアーマ・トーマス曲(作者はジャッキー・デシャノン)なんでこれまたガール方面へ導いてくれる道しるべにもなりました。Columbia、ParlophoneなどEMI音源を中心にセレクト。
【名曲リレー2309】us#3
■So Sad About Us / The Jam(‘78)
ジャムがザ・フーの曲をそっとシングルのB面に入れることはわりとあります。“Tube Station”のB面でオリジナルは「A Quick One」(’66)に入ってたキャッチーなビートもの。後年ポール・ウェラーはピート・タウンゼンドと一緒のロイヤル・アルバート・ホールでこの曲をプレイ(コメ欄参照)しています。
https://www.youtube.com/watch?v=7NENOeBjFv4