Another Days

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ジャッキーD、ジャガー

【オムニバスを聞く日曜日】30・Break-A-Way~The Songs Of Jackie Deshannon1961-67(Ace:CDCHD1208-UK'08)

英Aceのソングライターシリーズのジャッキー・デシャノン篇。この人sswではありますが最大のヒットはバカラック曲だったり、70's初めのsswのブームにはかたくなに乗らなくて忘れ去られてしまった(思い出されたのはキム・カーンズが取りあげた”Bette Davis Eyes”効果)人なんですが、ビートルズとツアーするくらい昔から活動してました。

ここではトレイシー・ウルマンが80'sにヒットさせた”Break-A-Way”のオリジナルのアーマ・トーマス・ヴァージョンから始まって、シェール、サーチャーズといったフォークロック風から60'sのいかにもオールディーズ風のもの(ブレンダ・リーの”So Deep”とかヘレン・シャピロの”Woe Is Me”とか楽しい)まで幅広いセレクト

アーマ・トーマスのこのヴァージョン、実は萩原健太さんのラジオにリクエスト書いて読んでもらった記憶があります。64年のシングル。マージービート時代にはベリル・マースデンのカヴァーも素敵でした。

https://www.youtube.com/watch?v=hOmjDSHsGfw

”Drift Away”を70'sにヒットさせるドビー・グレイが65年に歌った”Blue Ribbon”は、プロコル・ハルムの前身のパラマウンツのヴァージョンで知ってましたが、もちろんこっちもいいです。

https://www.youtube.com/watch?v=5wwy-6QMUW8

ナタリー・ウッドとウォーレン・ビーティーの映画「草原の輝き」にインスパイアされた”Splendor In The Grass”をボーイズというガール・グループのヴァージョンで。これは65年。

https://www.youtube.com/watch?v=4dHFRVIpNYc

市川美和子が歌った”ポップ・スター”(作者は大滝詠一)の元ネタの”Should I Cry”('64)は、コンコーズによる楽しいドゥーワップです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZeuYKk7kbtU

【名曲リレー2274】on#2

■Hang On To Me Tonight / Mick Jagger(’93)

ストーンズの代用的に扱われてきたミック・ジャガーのソロですが、93年の「Wandering Spirit」(Atlantic)は、70’sストーンズをなぞったような曲がオールドファンに受けたという雑誌の記述を見ましたが、当時ほとんど聞いた記憶ないんですけど確かに“Miss You”っぽい“Sweet Thing”にはニヤリですね。“Hang On To Me Tonight”はちょっと“Wild Horses”っぽいムードもあります。Prodはリック・ルービンでした。

https://www.youtube.com/watch?v=YEjS143oNsw