Another Days

tomorrow's another day、some say …

ヒアカムズザガール、ジェスロー

【オムニバスを聞く日曜日】29・Here Come The Girls(Sequel:NEXCD111-UK'90)

British Girl Singers Of The 60'sというサブタイトル通りPyeレーベルの60'sUKガールズのコンピで、それまであったぬるい選曲のオムニバスとは一線を画す研究目線のスグレもの。これ以降続々と同種のものが量産されるのです。当初シリーズ化が頭にあったか同課はわかりませんが、セールスもよくめでたくシリーズ化。その第1集はサンディー・ショウ、ペトゥラ・クラーク、ジャッキー・トレント以外は日本ではほとんど知られておらず、80'sにトレイシー・ウルマンが試みた世界のオリジナルがここにあります。

まず強烈な音圧で聞かせるゴージャスなトニー・ハッチの世界を体験できるブレイカウェイズの"That's How It Goes"('64)

同時代のUSガールズに比べるとオーソドックスなアレンジの曲が多い中エキゾティックなムードのビリー・デイヴィスの”No Other Baby”('65)はオルガンがいい感じ。

ハーマンズ・ハーミッツも取り上げたグールドマンの”Listen People”をフォーキーに取りあげたサラ・ジェーン('66)

 

レズリー・ダンカン曲を取り上げたチェコ出身のイヴォンヌ・プレノシルヴァの"When My Baby Cries"('65)

カスタネットが連打される”If You Love Me”は、ジャッキー・トレントのゴージャスな世界。エディット・ピアフの(日本では越路吹雪の)”愛の賛歌”の英語ヴァージョン('64)

 

【名曲リレー2267】start#3

■Brand New Start / Jess Roden(’80)

ジェス・ローデンの「Stonechaser」は未聴ですが、かなりAORに寄った1枚ですね。“Brand Bew Start”はソウルフルなローデンの歌声が冴えます。前作同様NYのスタジオ・ミュージシャンをバックにレコーディングされてますが、何度も中断しジョエル・ドーン、リオン・ペンダーヴィスとprodは変わりながらようやく完成したのが80年でした。

https://www.youtube.com/watch?v=fIKiNX1ChHo