Another Days

tomorrow's another day、some say …

エアーズ、クリスティン

【ケヴィン・エアーズの30曲+】18・Miss Hanaga('80)

Harvest最終作となった80年の「That's What You Get Babe」は、前作の軽やかさとは違い、New Wave風のジャケットといい、タイトな演奏といい(オリー、クローラーのジェフ・ホワイトホーン(g)、アフィニティのモ・フォスター(b)らが参加、prodは前作にも参加したグラハム・プレスキット(kb))僕にはきつい1枚でした。アコースティックな曲もあるのですが、何となく重苦しい。”Miss Hanaga”はちょっとキンクスっぽい雰囲気もありますが。某Wさんは「こんな傑作聞かないと人生損する」と書いてますが、そうか??? リアルタイムでは全く知らなかったアルバムでした。

https://www.youtube.com/watch?v=_kj6WKbVYJM

 

【名曲リレー2226】devil#2

■Devil Woman / Kristine(’76)

ファミリー・ドッグにいたクリスティン・ホルムズが、グラムロックのブームに乗ろうとしてクリスティン・スパークルとしてデビューするも、さっぱりで今度はクリスティンの名前で出した「I’m A Song」から、クリフ・リチャードが久々にアメリカで飛ばした”Devil Woman”をカヴァー。まあよくある歌謡ロックなんですが、イギリスのショービズっぽい世界もたまにはいいかなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=cTdWMZu569k

【先週の読書】

23028■アーカム計画 / ロバート・ブロック(創元推理文庫)
ラヴクラフトの諸作をふまえたブロックのクトゥルー神話の長編。昔読んだ時は深みに欠けると思ってましたが、くどくどしい部分をそぎ落とし、シンプルかつスピーディーにまとめエンタメとしてもすぐれた出来です。
23029■さんだらぼっち・髪結い伊三次捕物余話 / 宇江佐真理(文春文庫)
シリーズ第4作。ここから表紙が安里英晴さんの味のあるイラストになります。ちょっと悲しい話ばかりですが、まあそれもいいでしょう。お文が子を宿すところまで
23030■高層街 / 半村良集英社文庫
半村良には〇〇街というシリーズというか共通タイトルものがありますが、これは関係ないでしょう。①伝奇もの②SFもの③伝奇SFもの④人情もの⑤その他、となればこれは⑤その他のジャンル。西新宿の高層ビル街に実在する病院の院長モデルにしたような伝記のような新聞小説(公明新聞)で、媒体ゆえなのか話も浅いのです。