Another Days

tomorrow's another day、some say …

フリー、ザッパ

【木曜鍵盤曲】Easy On My Soul / Free('73)
テキサス出身のkb奏者で70's初めに渡英すると末期フリーに加わり、並行して無数のセッションをこなしたジョン・ラビット・バンドリックはレゲエ(ウェイラーズ)からブルーズ・ロック(キャロル・グライムズ)、パブロック(アンディ・フェアウェザー・ロウ)、フォークロック(ラルフ・マクテル)まで何でもこなせる職人なのですが、70's後半以降はザ・フー関連のサポートが多くなっています。ラビットがらみで一番有名な仕事はやはり初期ではフリーの「Heartbreaker」で、彼が持ち込んだ米南部的なテイストが、ポール・ロジャーズのサザン・ソウル志向とフィットすることでとりわけB面の佳曲が出来上がった感じがあります。ただこれをフリーと言えるか?というのは4期パープルみたいなもので違和感はありますが。”Easy On My Soul”はバドカン時代も取り上げたロジャースお気に入りにもの。流れるようなラビットのpianoが印象的です。
 
 
【名曲リレー1591】mama#2
■Yo’Mama / Frank Zappa(’79)
ザッパ先生は、なんと79年だけで5枚のアルバムが出たそうです。日本ではCBSソニーから出た(Zappaレーベル)「Sheik Yerbouti」から。超絶的なジャズロックでありながら昔ほど難解に感じなくなってます。テリー・ボジオ(ds)、エイドリアン・ブリュー(g)、ピーター・ウルフ(kb~もちろんJガイルズの人ではなく90'sにスターシップをブレイクさせるポップ職人でザッパのところにいたと初めて知りました)など知った名前もあります。
13分にわたる”Yo’Mama”はあまり長さを感じさせないんですが、ザッパ先生弾きまくりです。