Another Days

tomorrow's another day、some say …

アイヴィー、JS

【全英チャート】65/3/13

8位から一気に1位となったストーンズの”The Last Time”は結局4週連続でした。5週目を阻むことになるヤードバーズの"For Your Love"が30位でチャートイン。後に10CCのグラハム・グールドマン作品でクラプトンがこんなポップ曲はやりたくないと脱退の原因の一つになったものでした。他にもサーチャーズ、キンクスプリティ・シングス、ムーディー・ブルーズ、ホリーズ、アニマルズらマージーだけでないビートものが集結したチャートになっています。その間を縫うようにサンディー・ショウ、ペトゥラ・クラーク、マリアンヌ・フェイスフル、トゥインクルらガールズ、トム・ジョーンズロイ・オービソンクリフ・リチャードのソロヴォーカルものも充実。ビートルズは狭間なのでチャートインしてませんが、1か月後”Ticket To Ride”が初登場1位で5週連続という勢いをみせます。ビートものではありませんがカーター&ルイスのソングライター・チームによるハーモニー・ポップのアイヴィー・リーグの”Funny How Love Can Be”が12位、これぞ洒脱といった感じのジョージー・フェイムの”In The Meantime”が16位です。

 

 

【名曲リレー2234】wind#2

Winds Of Change / Jefferson Starship(‘82)

Winds Of Change」は、82年にリリースされた新生ジェファーソン・スターシップの3枚目です。前作「Modern Times」で一部復帰していたグレイス・スリック(vo)が全面復帰し、ミッキー・トーマスとのツインvoの形になっています。すでに積極的な興味は失われていましたが、レンタル屋に入っていたので借りて聞くと、意外と以前のJSらしいゆったり感が戻ってきてる事に安堵した覚え。特にタイトル曲やシングル曲“Be My Lady”は、80's型のシスコロックかなあと当時甘い事を考えていました(^^; prodはケヴィン・ビーミッシュでY&Tなどを手掛けてた人。そう80's型シスコサウンドとはY&T、ジャーニー、ナイト・レンジャーなどの産業ロックだったのです… クレイグ・チャキーソ弾きまくりです。このあとエインズレー・ダンバーに代わりエルヴィン・ビショップ・グループでトーマスと一緒だったダニー・ボルドウィン(ds)が参加した、「Nuclear Furniture」('84)をリリース。ついにポール・カントナーも離れ、スターシップとなってゆくのです。

https://www.youtube.com/watch?v=o7dJ3a-U6WQ