【月曜はバーズの30曲】15・Positively 4th Street('70)
「Untitled」のライヴサイドで初披露となったディラン曲で、初期にカヴァーされてればもっとフォークロックっぽい味付けだったんでしょうが、クラレンス・ホワイトをフィーチャーした後期ゆえ、stringsbender炸裂するカントリー・ロックになっております。途中のソロの気持ちいい事!
https://www.youtube.com/watch?v=PGPzUmwY5p4
【名曲リレー1995】welcome#3
■Welcome Back / John Sebastian(’76)
ブレイク前夜のジョン・トラヴォルタ主演のTVシリーズ「Welcome Back Kottar」のテーマ曲として書かれ見事#1ヒットとなったジョン・セバスチャンの76年曲。いかにもゆったりとし他曲調で鼻にかかった歌声やら味わいあるハーモニカなど、この人の魅力がたっぷりと詰まっています。前作「Tarzana Kid」が日本盤未リリースだったので久しぶりの日本盤登場でした。アルバム全体の洗練度も素敵です。
https://www.youtube.com/watch?v=OK4_fDHv-SQ
【新・私を形成する100本の映画】#1 がんばれ!ベアーズ(’76米)
スポーツものというジャンルがあります。主に弱いチーム(プレイヤー)が苦労を重ね、勝ってゆく話。はっきりいってワンパターン。着地点が決まっているので、そこへ導く過程がなかなか難しい。奇をてらって、あっけなく負けるパターンもあるが、そうなると勝敗以外のところに重点を持ってゆく必要がある。超弱小チームが、いくら強力助っ人の加入(ここではテイタム・オニールとジャッキー・アール・ヘイリー)があったとしていきなり強くなるのは難しい。だから準優勝というのもなんとなくウソくさい。けれどベアーズの面々の個性あふれるキャラクターとひたむきさに惹かれ、ついつい見てしまうのです。イノセンスという状態からかけ離れた今見ても、見入ってしまう部分があるので、ピュアだったあの頃にはぐっと引き込まれたのだろうなあ。中学の頃、テイタム・オニール派とジョディ・フォスター派に分かれていた(とはいっても、3人対3人くらいですが)が、当時のジョディーは、妖艶な12歳の娼婦を演じた「タクシー・ドライバー」やミュージカル「ダウンタウン物語」が話題で、「白い家の少女」はまだ日本に入ってきてなかったので、心情的にテイタム派だったのでしょう(あまり覚えてない)。「ベアーズ」は3本目になるが、瑞々しさいっぱいでした。その後ティーンスターから大人の女優への転換期に作品に恵まれず、80's初めにはB級な作品に出るようになり、引退。テニス・プレイヤーのマッケンロー夫人となりマスコミをにぎわしたこともありました。
ところで大リーグ中継でエンゼルス(エンジェルズと呼びたいのですが)の実況担当のパトリック・オニールは、テイタムの弟なのだとか。これはまた「ベアーズ」のことを考えるとすごいグーゼンで面白いです。監督はスポーツものを得意としたマイケル・リッチーで、テイタムの父かもしれない酔いどれコーチにウォルター・マッソーでした。