Another Days

tomorrow's another day、some say …

JG、ジェニマル

【金曜はジェームズ・ギャングの世界】#5 Straight Shooter

ジョー・ウォルシュの脱退(71年12月)に伴い看板voとgを失ったバンドは新たに、カナダのブッシュというバンドにいたロイ・ケナー(vo)とドミニク・トロイアーノ(g)を補強し、72年5月に、5thの「Straight Shooter」をリリース。ハードロック風味はありますが、ヘヴィではないライト感覚。ケナーのvoは個人的に大好きで、通算4枚歌うのでJGのvoというとこの人をイメージします。トロイアーノはファンキー風にも弾けるうまい人で、ステージではどうだったかわかりませんが、スピーディーなハードロック風から、テンポを落としたバラードまでそつなくプレイ(”Getting Old”というアコースティック曲では歌います)。ハードロック・ファンには”Looking For My Lady”あたりでしょうが、そうでもない僕には最初の3曲("Madness"、”Kick Back Man”、”Get Her Back Again”)の流れが楽しい。当時ABCレーベルはProbe経由で東芝音工から日本盤出ておりましたが、勢いに乗ってこのころ初来日。このバファローみたいなイラストのジャケットはいかにも米のローカル・バンドらしくいいムードです。

https://www.youtube.com/watch?v=qKKgRSpgjOY

 

【名曲リレー1915】black#3
■Black Clouds / Jenni Muldaur(‘93)
ジェニ・マルダーは、ジェフ・マルダーとマリア・マルダーの娘で、マリアのファーストのジャケットにうつってた、あの幼い少女がデビューか!(93年)と思ったものです。ただヴェテランのラス・タイトルマンのprodで当時のシーンに寄り添ったデジタルな音作りはジェニ・マルダーというちょっと変わった声の女性シンガーの持ち味を出したか?と言われると難しい。その後、義妹のクレア・マルダーの方が日本では知られるようになってしまいましたね。
と書きつつそのファーストから“Black Clouds”です。.

https://www.youtube.com/watch?v=mNf8MTlCkdI