【金曜はオルガン三昧】Jungle Strut featuring Gregg Rolie
初期サンタナのperc軍団の熱きリビドーに寄り添ったようなグレッグ・ローリーのオルガンはやはりカッコいい。歪ませ具合は物足りない部分もあるのですが、カルロス・サンタナのgとperc軍団の隙間を縫うように切り込んでゆく印象があります。正式なタイトルは「Santana」なのですが便宜上「III」とされている3枚目に入った”Jungle Strut”です。密教的なジャケットだなあと昔から思ってました。
■Making Believe / Casey Kelly('73)
カントリー系のsswとしてElektraに2枚出してたケイシー・ケリーのこれはファーストに入った名曲ですね。prodはジャクソンの1枚目を手掛けたリチャード・サンフォード・オーショフで、クーチ抜きセクション+ジム・メッシーナが参加しています。
ジョー・コッカーのバックとしてウッドストックにも出演したグリース・バンドは、ニール・ハバード(g)、アラン・スペナー(b,vo)、ヘンリー・マカロック(g,vo)、ブルース・ロウランド(ds)の4人組。クリス・ステイントンはこういう場合入りません。各人がセッションを無数にこなす職人ですが、「Jesus Christ Superstar」のロンドンキャストやマリアンヌ・フェイスフルのLPにも参加。グリース・バンドとして2枚出しています。英Harvest/米Shelterから出たこのファーストのおかげで「UK スワンプ」という言葉ができたといってもいいでしょう。