【ネオアコ的な30曲】2・ウィークエンド
初期Rough Tradeのヤング・マーブル・ジャイアンツは、そのレーベルらしくないわかりやすさがあったように感じました。81年にYMGが解散し、ザ・ジストとウィークエンドに分かれるのですが、アリソン・スタットン(vo)をフィーチャーしたウィークエンドの方にネオアコ的なものをより感じます。ボサ・ノヴァ・テイストも感じる色彩豊かなウィークエンドは83年に「La Varite」を出して解散しますが、サイモン・ブースはネオアコのブームの後UKソウルジャズのブームを牽引したワーキング・ウィークを結成します。”On Broadway”にも似た”Summerdays”は大好きな曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=FNLB1O4B8vQ
【名曲リレー803】feel#3
■Feels Like Heaven / Fiction Factory('84)
確かこの"Feels Like Heaven"1曲で消えたような印象のフィクション・ファクトリーですけど、名曲はやっぱり記憶に残りますね。ケヴィン・パターソンの印象的なvoとメロディーが実に84年の素晴らしかった(個人的にですよ)当時の英国のシーンを思い出します。しかし苦しそうに歌う人です。
THROW THE WARPED WHEEL OUT: SPECIAL EDITION
- アーティスト: FICTION FACTORY
- 出版社/メーカー: CHERRY POP
- 発売日: 2013/09/23
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【水曜は70’sポール】Mamunia
「Band On The Run」の録音場所となったナイジェリアのラゴスは、70's初めにアフロロック的なアプローチを行った元クリームのジンジャー・ベイカーがエア・フォース時代(デニー・レインも参加していました)にアフリカン・ミュージシャンと交流が合った関係でベイカーが所有するスタジオも、レインの顔を立ててか使用したらしいのですが、ここは粗雑な作りでレコーディングも大変だったと言います。また同地の有名ミュージシャンのフェラ・クティと音楽泥棒事件疑惑もあって、ウィングスの音楽にアフリカ的なものはほとんど感じられないのですが、”Mamunia”のpercにはややそんな香りがあるかな。シンプルなアコースティックな曲もポールがやると不思議にフォーク的には、聞こえません。エンディング近くのシンセが不思議な感触。