【英吉利の亜米利加の40曲】5・マッギネス・フリント
この辺の人たちの共通のキーワードはやはりザ・バンドでしょう。マンフレッド・マンやブルーズブレイカーズのメンバーが集まったマッギネス・フリントはデビューからザ・バンド色満開でした。とりわけギャラガー&ライルの持っている土の香りは英米かわらず湿っております。有名なのはやはりファーストですが、ギャラガー&ライルがスリム・チャンスに参加のために離れた後期もいいアルバムがあります。73年のBronzeからの「Rainbow」に入った曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=5nWfd8Mh_cA
【名曲リレー836】fine#2
■Fine Line / Iguana('77)
イグアナというとジェス・ローデンのバック・バンドとなった英国のファンキー・ソウルな連中もいたのですが、こちらは別。ロビー、フォーク&バドを前身とする米4人組です。77年にEpicから出た唯一の作品で、帯にはAORとありますが、音的にはウエストコースト的なムードもあります。メンバーはドン・フォーク(g,b,steel,vo)、アーサー・バド・ノウバリアン(g,vo)、バッジ・ウィザースプーン(g,vo)、ショウ・ヘイズ(g,vo)の4人で、dsはエリア・コードのケネス・バトレーが担当。そうナッシュヴィル録音です。いわゆるCS&Nスタイルでsswの集合体で作者が歌い、サポートがハモるというパターン。印象的なのはスティールやスライドだったりするのですが、いいメロディーです。
https://www.youtube.com/watch?v=c9-NO9bcEZ4