【月曜はAsylumの人たち】2・ジュディー・シル(Judee Sill)
レーベル設立の大きな理由がジャクソン・ブラウンの才能を知らしめたかったという事なんですが、第1回リリースとなったのは71年のジュディ・シルの「Judee Sill」(SD5050)でした。見た目は知的で穏やかそうな風貌ですが、ドラッグと犯罪におぼれた人で最後は壮絶な死を選んだ人。そのヴァイオレントな人生とは裏腹な歌声です。80'sあたりまですっかり忘れられた人で2枚のLPもかなりレアで、店頭でなかなか見かけなかった。ジム・オルークなどオルタナ系の人たちがとりあげて、再評価されるようになったのは90's以降だといいます。その後BBC音源や幻のサードがリリースされるというサプライズもありました。”Jesus Was Crossmaker”はグラハム・ナッシュがprodしています。この曲は割とキャッチーですが、他の曲はもっと気高い静謐な美しさに満ちたフォーキーなもの。軟弱でなんかあるわけはない。
https://www.youtube.com/watch?v=40O8nfSRbRg
【名曲リレー2815】feel#3
■Pretty As You Feel / Jefferson Airplane(‘71)
ジェファーソンの「Bark」(’71)は自身のレーベルGruntの第1弾となったものです。ヨーマ・コウコネンのブルージーなgをたっぷりフィーチャーした”Pretty As You Feel”は、パパ・ジョン・クリーチの哀愁のfdlも聞けます。ヨーマとキャサディーはパパ・ジョンを誘ってのホット・ツナの活動も軌道に乗ったところでした。
https://www.youtube.com/watch?v=5dbshnvztGA
【先週の読書】