Another Days

tomorrow's another day、some say …

レモ4、マーゴ、ゴールドバーグ

【木曜はオルガンいろいろ】レモ4のこと

リヴァープール出身のビートバンドでありながら、ドイツのStar Clubレーベルからデビューしたレモ4は、トミー・クイックリーのバックバンド出身。本国ではさっぱりでしたがなぜかドイツでは人気でした。このバンドは後にアシュトン・ガードナー&ダイクとなるのですが、トニー・アシュトンの弾くオルガンは時にジャジーで、星の数ほどあったR&BタイプのバンドのようにブッカーT&MGズから影響を大きかったようです。

”Skate”は66年のシングルとのこと。

https://www.youtube.com/watch?v=xo8QoqUSLgQ

 

 

【名曲リレー2614】rain#2

■Think Of Rain / Margo Guryan(’68)

マーゴ・ガーヤンの名はソフトロック再評価の中大いに高まって「Take A Picture」は何度も再発されたものでした。元々はスパンキー&アワー・ギャングの“Sunday Morning”の作者としては知られていたのですが。ジャッキー・デシャノンやクロディーヌ・ロンジェが取り上げた”Think Of Rain”はフレンチなムードの小品。ちなみにマーゴはNY出身です。

https://www.youtube.com/watch?v=-ObnQ-wJi88

 

ただいまのBGMはバリー・ゴールドバーグの「Barry Goldberg」('74)なり。元々はシカゴ周辺でホワイト・ブルーズをやってたオルガン弾きで、エレクトリック・フラッグに加わった人ですが、Atcoから出たこれは南部録音でブルーズっぽくなく、スワンプ風味もあります。ディランが加わった曲もあり、ゲリー・ゴフィンとの共作で”それは”スポットライトではない”の作者ヴァージョンも含みます。オープニングの”Stormy Weather Cowboys”の楽しさは格別です。個人的な事ですがかつて西新宿の魔窟の入り口にあったシカゴという店で最初に買った1枚。以後この店で結構見つけると奥地(まあせいぜい僕が行くのはウッドストック、キニー、ディスクロード、エジソン、新宿レコあたりまででしたが)まで行く気力がなくなり早々と撤退することもありました。

 

【追悼スティーヴ・ハーレイ】#10・悦楽の日々

「プリマ」のツアーを収めた2枚組ライヴ「Face To Face」(もう一人の幻影)は結果的にコックニー最後の1枚になりました。ここからのシングルが”Best Years Of Our Lives”でオーディエンスの大合唱が楽しい曲。

https://www.youtube.com/watch?v=30dyEI8ADc8